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幻想郷にその名を轟かせる魔城・・・紅魔館。 頂点に君臨するのは幼き紅い月・・・レミリア・スカーレット。 人々の恐怖と畏敬の象徴たる彼女には、しかし悩みがあった。 今日も悩みの張本人(人?)が館の荘厳さにそぐわぬ間抜け声をあげる。 「う”~さ”く”や”ぁ~さ”く”や”にい”い”つ”け”て”やどぅ~」 ゆっくりれみりゃである。 そのバランスの悪い肉まん頭を揺らし、愚鈍そのものの歩みで泣き叫んでいる。 どうやら蝶を追いかけていた最中に派手に転んだらしい。醜い顔が泥で更に醜くなっている。 今もゆっくりゃの追跡を受けている蝶は逃れようとひときわ高く飛び・・・・ 直後上からの銀光に粉々にされた。 地面に刺さったナイフを抜くのは、メイド長・十六夜咲夜。 「お呼びですか、お嬢様。」 「う”~さ”く”や”~~さ”く”や”~」 ゆっくりゃは咲夜に抱きつき、汚らしい顔面をスカートにこすりつける。 咲夜は嫌な顔一つせずかがみこみ、 「もう大丈夫ですよー、プリンがありますから帰りましょうね~。」 れみりゃを抱え上げ館に向かう。 「う~♪ぷでぃんがたべたいどぉ~うっう~♪」 プリンという単語にだけ反応したゆっくりゃは笑顔になり、咲夜の腕の中で珍妙な踊りを始めた。 本物の「お嬢様」は、窓からその光景を憎々しげに見下ろしていた。 「ねえパチュリー・・・・私は服装と髪型を変えるべきかしら?」 「馬鹿馬鹿しいわ。それこそアレにに迎合してるのと一緒よ。」 「わかっているけど・・・そう言いたくもなるわ・・・・。」 パチュリー・ノーレッジは、紅茶片手に当主をなだめる。 今は恒例の茶会だ。咲夜も二人の横に控えていたのだが、先ほどの奇声を聞いた瞬間窓の外だった。 能力の無駄使いだと思うレミリア。 「・・・これで紅茶がぬるかったりしたら、何か言いようがあるんだけどね。」 座って紅茶を口にしながらレミリアは言う。 「なまじパーフェクトなだけやりにくいわね・・・おかわり」 パチュリーの声と同時に、カップに紅茶を注ぐ咲夜の姿があった。神業だ。 無駄使いすぎる。 「ほらね。」 「・・・・・。」 無言の主人を前に、昨夜は瀟酒なたたずまいを崩さない。 紅魔館に多く生息するゆっくりゃは他のゆっくりと同様、いやそれ以上に忌み嫌われる存在だ。 しかし咲夜はそのゆっくりゃを溺愛している。 従者の頂点たる彼女がそうなのだから、他の妖精メイドや門番が邪険に扱うことは出来ない。 流石に市場などでゆっくりゃが野菜や陶器を荒らして回った時はかなり厳しく叱ったようだが・・・・。市場の人間は完全に萎縮してしまっていた。 そこに生まれるのは畏怖とは違う感情、忌避だ。このままでは自分、ひいては紅魔館の品位が疑われるというものだ。 れみりゃがあの容姿、自分に似た姿でなければ何も問題は無いのに、とレミリアは思った。 もしそうならいくら幻想郷中で忌み嫌われていようが殺されようが知ったことではないし、咲夜も熱を上げることはないだろう。 むしろ自分が命令せずとも殺人ドールで紅魔館から一掃してしまうはずだ。 「・・・・・。」 レミリアはベッド(天蓋付き豪華仕様)に寝そべり、夜の帳から顔をのぞかせる月を眺めていた。 ゆっくりゃ達―全部で7匹ほどいるらしい―は咲夜の部屋の隣の納屋で寝ているはずだ。 雲が月光を遮る。 「・・・・・・・・・。」 ゆっくりゃが現れるまで、あの鉄面皮で超然とした咲夜の楽しそうな顔を、レミリアは見たことがなかった。 その気になれば明日にでもみずから奴らを八つ裂きにしてもいい。咲夜に命令してやらせてもいい。 しかし、それは咲夜の、最も信頼する従者のささやかな楽しみを奪うこと。 「・・・・・・・・・ふぅ。」 当主の小さな溜息を聞くものはなし。 寝ていたゆっくりゃ達は咲夜の声で起こされた。 まだ夜が明ける時間でもなく、ゆっくりゃ達は眠い目で抗議しようとするが、咲夜の、 「別の部屋でゆっくりしましょうね。」 という一言で笑顔になり、たちまち「うー♪うー♪」の大合唱が始まる。 咲夜に連れられて階段を下りていった先にゆっくりゃ達が見たのは、全面が石造りで部屋の中央に排水溝がある殺風景な部屋だった。 ゆっくりゃのぷでぃん脳では思い至らないが・・・・まるで牢獄だ。 部屋の光景、咲夜が鉄製の扉を重々しく閉める音に戸惑い、「うー・・・」と不安そうな声をあげる肉まん達。 しかし、咲夜の次の一言で笑顔になる。 「みんなー、今からお遊戯をしましょう。」 「うー♪おゆーぎー♪」 「しゃくやーなにするのしゃくやー♪」 機嫌を良くしたゆっくりゃ達は咲夜の指示で円になって手をつなぎ、真ん中の一匹を囲むという配置になった。 丁度人間の遊戯で言うところの「かごめかごめ」のような形だ。 手をつないだゆっくりゃ達はニコニコ顔で騒ぎ、真ん中に至っては自分が主役だと考えたのか例のヒゲダンスを始めた。 「うっうー♪うあうあ♪」 「はーい、じゃあ始めましょうねー♪」 「「「うー♪」」」 銀光が閃く。 肉まん動体視力では期待すべくもないが、それは咲夜の手によるものだ。 ゆっくりゃ達は笑顔のまま。 真ん中のゆっくりゃが、ぐらり、とよろめく。 ぽたり、と音というがする。 真ん中のゆっくりゃの足下、排水溝に、 血でなく水でなく、肉汁が流れ落ちる。 漂う、肉まんの香り。 「あ・・・・・が・・・・さ”く”や”」 「「「や”あ”あ”あ”あ”あ”ぁ”ぁ”っ”」」」 真ん中のゆっくりゃは苦悶の表情で、しかしその表情は奇妙に歪んでいる。 それもそのはず、その顔は三本の横線が入り、そこから肉汁を垂れ流しているのだから。 顔だけではない。胸、腰、足・・・腕以外の全てに横線が入っている。 咲夜は瞬時にゆっくりゃを輪切りにしたのだ。それも、すぐさま崩れないように神速で。 いまや肉まんでありながらハンバーガーのように各部位が重なっただけとなった真ん中ゆっくりゃ。 と、ぐらりと倒れ込みそうになる。 「ほら♪みんなで支えないと崩れちゃいますよ。」 「た”す”け”・・・・」 「「「う”うううぅぅぅぅっ”」」」 崩れ落ちそうになるゆっくりゃを、周りのゆっくりゃが慌てて真ん中の体を手で抑え、支える。 「どーじて!?どーじでごんな”ひどいごどす”るのおおおおおっ”!!」 「れみりゃのぷりちーながらだがあああああ”ー!!」 「みでないでだずげでよおおおぉぉっ”!」 涙と肉汁で顔をぐしゃぐしゃにした二匹が抗議する。 真ん中はもう声を出す余裕も無い。 「これはゲームです。しばらくみんなががんばれば傷が塞がって元通り。そしたらぷでぃん、素敵なぷでぃんの時間よ♪」 「いら”な”い”!ぷでぃんいらないがらだじけであげでええええ!!!さ”く”や”ー!!!!」 「そう?まあとにかく、ゆっくり支えていってね!!!」 咲夜はは満面の笑みをゆっくりゃ達に送る。それだけ。 ゆっくりゃ達の絶叫。 もう10分は立っただろうか。 最初は泣き叫んでいたゆっくりゃ達も、真ん中を支えることに専念している。 ゆっくりゃはゆっくりの中でも屈指の再生能力を持つ。 しかし、このように大規模な傷、しかも何カ所にも渡るものは最低でも20分はかかる。 さらに悪いことに・・・・咲夜が使ったナイフには少量の廃油が塗ってあり、それが再生を阻害していた。 従って、ゆっくりゃ達は更に長い苦行を強いられることになった。 「ぶ・・・ぶびゅるるる・・・・。」 支えているうち一匹のゆっくりゃが奇妙な呻き声をあげる。 ゆっくりは基本的に脆弱な存在だ。 補食種とはいえ、ゆっくりゃもその例外ではない。 更に日頃から甘やかされてるゆっくりゃ達には、例え10分でも同じ姿勢でものを支えるというのは地獄の責め苦であった。 と、先ほどから呻いているゆっくりゃの体が痙攣しだす。 「う”・・・う”・・・」 「う”ー!!ゆ”っくり”がんばっで!!さ”く”や”ーも”うだずげでえー!!」 他のゆっくりゃが激励する。 咲夜はただ笑顔で見ているだけ。 更に10分が経過した。 「う”・・・う”ーう”ー!!」 「!!!だいじょぶぅ!?」 今まで意識すらなかった真ん中がかすかに声を上げた。 傷が塞がりかけているのだ。 「う”う”ー!!なおっでね!ゆ”っぐりなおってね!!」 ゆっくりゃ達に光明が差す。 だが。 先ほどから呻いていたゆっくりゃが、ふと、力を抜いてしまった。 ぐらり。 「!!!!う”ー!!!」 周りのゆっくりゃは慌ててフォローに回る。 力を抜いていたゆっくりゃも踏ん張り直そうとした。 と、足下の、真ん中ゆっくりゃが流した肉汁に、足を滑らせた。 前のめりに倒れる。 ぐらり・・・・。 立て直せなかった。 周りのゆっくりゃ達を巻き込みながら、二匹のゆっくりゃは一匹が押し倒す形で床に叩き付けられた。 ぐじゃっ!! 「う”ごぶえ”・・・・」 ぶちまけられる真ん中ゆっくりゃ。 破片を破片を肉汁を肉汁をまき散らしながら。 「「「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”っ!!!!!」」」 白目を剥き、口を限界まで開いて絶叫するれみりゃ達。 友人の凄惨な死に様に、身を折って中身を吐き出すものもいる。 「ぷっ・・・・くくくくっ・・・。」 咲夜はあろう事か、耐えられないという風に顔をそらし、笑っている。 輪切りにされた顔の上半分が、恨めしそうに宙を見ている。 崩壊の張本人であるゆっくりゃは友人の臓腑に塗れて泣いていた。 「ぶえ”え”え”え”え”え”え”・・・う”っ!!」 と、周りのゆっくりゃ達に蹴飛ばされ、中身を吐き出す。 「お”ま”え”の”せ”い”だあ”あ”あああっ”」 「ゆ”っぐり”!ゆ”っぐり”し”ね”えぇぇ”ー!!」 「や”!!や”め”!でえぶぴぃっ!!」 エスカレートするリンチ。 「はいはいはい、ケンカは無しよー。」 ここでやっと咲夜が止めに入る。 リンチされ息も絶え絶えのゆっくりゃを助け起こし、肉片まみれの服を整えてやる。 制裁すべき相手が助けられたのは不満だが、ゆっくりゃ達は今度こそ咲夜が悪夢を終わらせてくれると思った。 ここまでのことを強いられながら、まだ咲夜に縋っている。 そうするしかない。 そうする以外に方法を知らないのだ。 咲夜は助けたゆっくりゃの背後から肩に手を置き、ゆっくりゃ達に話しかける。 「さて・・・みんなお疲れ様です。」 「う”ー!!さ”く”や”ー!!ゆ”っぐりざぜでえぇぇぇ・・・」 「はいはい。」 咲夜の言葉に、ゆっくりゃ達はわずかに安堵の表情を浮かべ・・・。 再び銀光。 ぐらり。 咲夜に助けられたゆっくりゃが、傾く。 「今度はこの子の番ね。」 7匹が6匹に、6匹が5匹に、5匹が4匹に・・・・。 部屋にはゆっくりゃたちの残骸が散らばり、排水溝に肉汁が流れ落ちる音が響いている。 遂に残ったのは3匹だけとなり、そのうち一匹もハンバーガー状態になっていた。 左右から支える2匹。 ここまでずっとゆっくりゃ達を支えてきたのだから、非力なゆっくりゃの中では体力があるらしい。 だが、彼らにとってそれは何の気休めにもならない。 相変わらずその様子を眺めている咲夜。 その手に持つナイフから肉汁を滴らせながら。 本人は心なしか頬を上気させ、うっとりと目を細めている。 支える2匹の姿は酷いの一言。 輪切り部分から滴る肉汁で手はふやけ、ところどころ皮が破けて中身が見え隠れしている。 1匹ぶちまけられる度に飛沫を浴びているため、桃色だった服はもう何色かわからない。 更に、咲夜から見て左のゆっくりゃは、涙と涎とその他諸々で表情がわからないような有様。 対して右のゆっくりゃは、下膨れの顔に今まで見たことも無いような不気味な薄ら笑いを貼付けていた。 何度目かの崩壊がやってきた。 左のゆっくりゃがぷるぷると震えだす。 「・・・や”・・・・」 その震えが他の二匹にも伝わる。 「う”ー!う”ー!!れみりゃじにだぐないー!!!」 喋れる状態にまで回復していた輪切りれみりゃが叫びだす。 しかし、もう遅い。 震えていたゆっくりゃは他の2匹を薙ぎ倒した。 「う”が・・・・」 濁った断末魔とともに肉まんスライスが残骸の山を新たに高くする。 立ち上がった右のゆっくりゃは無言。 左ゆっくりゃは更に床に寝転がると、最大級の駄々をこね始めた。 「う”ーもうやだざぐや”ー!!ざぐや”ー!!!じね!!み”んなぽい!ぽい!ぽいするのう”わ”ら”ばっ!!」 左ゆっくりゃは喋れなくなった。 右ゆっくりゃが仲間の残骸をその口に突っ込んでいた。 「むご!・・・う”!・・・う”ぢゅ!!」 更に残骸を掴んでは押し込む。 「が・・・・・が・・・・・」 限界まで開かれた口の中からは死んだ同胞達の目、耳、口だったものが覗いている。既に左ゆっくりゃの頭は1、5倍位まで膨らんでいた。 右ゆっくりゃは帽子・・・さっき死んだゆっくりゃの帽子を高々と振り上げると、 「ゆっくりしね!!!!!」 叩き込んだ。 左ゆっくりゃの頭は肉色の花を咲かせて破裂した。 ぱちぱちぱちぱち・・・・ 今や1匹となったゆっくりゃが目をやると、咲夜が感無量といった顔で拍手していた。 「すごいわ!!」 対するゆっくりゃは黙って肉片を掴んで口にいれ、汚らしく咀嚼し始める。 能天気さとはほど遠い、手負いの獣のような表情。 咲夜がかがみ込み、ゆっくりゃと目線を合わせる。 「あなたはこのゲームに勝ったの。これからはぷでぃんもあなただけのものよ。」 「・・・・。」 「これで一歩、あなたは近づいたのよ・・・紅魔館の主に。お・嬢・様♪」 窓から庭を見下ろしながら、レミリアは不可解だった。 あんなに醜く騒いでいたゆっくりゃ達の声がしなくなり、見かけるのも眼前で歩いているもの1匹だけになった。 更に、そいつの仕草もわからない。しっかりとした歩み。自分のお下がりの日傘の持ち方。 ゆっくりゃがこっちを見上げる。 阿呆丸出しの笑みでなく、口元を上げただけの笑み。 不本意ながらこいつは自分に似てきている、とレミリアは悟った。 しかしこれは好都合だ。このゆっくりゃなら市場でおやさいぽい♪とかぷでぃん!!!とか言わなさそうだ。 里の人間も紅魔館はあの馬鹿ゆっくりゃまで一味違う!と言ってくれそうだ。 一時はどうなることかと悩んだが、さすが咲夜、最高の従者だ。 これも彼女の教育の賜物なのだろう。 レミリアはこの上もない笑顔で控えているメイド長に振り返った。 〈fin〉 あとがき はじめまして。ゆっくりゃがこの上も無くうざいので書いてみました。 でも皆さんのようにあまり上手い虐めが出来なくて反省。 ラストもなんだかぐだぐだに・・・。 修行が足りません。 また気が向いたらお目汚しするかと思いますがよろしくお願いします。 このSSに感想を付ける
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AA AA1~AA25 AA19 ■ゆっくりかぐやともこう _人人人人人人人人人人人人人人人_ > 命は投げ捨てるもの!!! <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ r-r、 ,.-ァ、 | |`\ // | | ノ / \,ヘ、. / / \| | く 〈 // 、,べ  ̄ ̄`7/ /〉 |/ _,.,,-──-- ..,, . ヽ/、__ _ゝ-、//__Y /」 ,'' ゛' // ^ヽ、二_,.ト-'、___!、_____/ |`ヽ / , '., / /-'、 / __ i i __ ヾ.. ', ,' / _i__ i ハ-=ニ二_ヽ |ヽ! ィ7´/ ´/_ハ. ハ !_ ` ', i i .i ;' _!__ ハ ! ! ハ ヽ ヽ ヽi /アー- .|_/ Lア-― .ヽ. ,ゝ ', | i !/ ー-! _| !/!, !ヽ i i | | _,ハ !(ヒ_] ヒ_ン).|ノレ、」、 i .| i |_ _! (ヒ_] ヒ_ン ハ ! | ノ'| ハ!"" ,___, "" / |ノ |〉<] | | ! | " ,___, " | /i-┘ ./、 !ノ .ハ、 ヽ _ン く/ ! i | | | i | ゝ,. ヽ _ン ノiヽ| [>_!く_/_」/>.、 ,.イ'`ヽ./ ハ | | | | i !- ;>,、 ____, ,.イ i ! | ヽ.. -`'yアr'<`二i´ヽト-r‐-'、 i /| | | | ,イ | へ \__! ト, | | / !/ / /ム | / |', `ヽ!'/ .| | | ヽ| | ゛ヘ }><{` | | / .// |/ / |/ | | |〈 ■にぱー♪ _,,....,,_ _-''" `' 、 にぱーー♪ヽ \ | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ __ ,' ⌒`、 ____ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄ ̄`-、._ ` _,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==',r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ | | ゆ……ゆゆ!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ | |`! !/レi' > < レ'i ノ | !Y!iノノ'イ人Mル'ヽ_ル !Y |,' ノ !'" ,___, "' i .レ' | L.」 (_ヒ_] ヒ_ン_)L」 | ( ,ハ ヽ _ン 人! | | ||.ヽ/// _ ///ノ||. |,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ ルレ ル`ー-‐‐‐-イルリノ ■う゚~!う゚~! ,. -───-- 、_ ♪ rー-、,.'" `ヽ、. \ _」 i _ゝへ__rへ__ ノ__ `l く `i / ゝ-'‐' ̄ ̄`ヽ、_ト-、__rイ、 }^ヽ、 .r'´ノ\ ゝイ,.イノヽ! レ ヽ,_`ヽ7ヽ___ 、_ ノ ハ } \ _人人人人人人人人_ /ヽ/ r'´ ィ"レ´ ♛ ,___, ♛ `! i ハ / }! i ヽ > ゔ〰! ゔ〰! < / / ハ ハ/ ! /// ヽ_ ノ /// i ハ 〈〈{_ ノ } _」  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ ⌒Y⌒Y´ノ /l ハノ i ヽ⌒Y⌒Y´ 〈,.ヘ ヽ、 〈 i ハ i 〉 ノ レ^ゝi>.、.,_____,,...ィ´//レ'ヽハヘノ ■太ましいゆっくり3 ___ _______ ______  ̄! ,´ ,, ''"´ ̄ ̄ ̄ ` "ゝ 、_ イ、 ‐‐┴‐ 'r==─- --─===ヽ、ン、 ! ! / ,' イリi_ノイ人レルヽ__ ルリ ', i 一' i ルニ三三 三三三 ヽイ i | / ̄フ レリイ//// ,___, ////| .|、i .|| / !Y! ヽ __ン 「 !ノ i | | | L.',. L」 ノ| .| ノ | || | ||イ| / ,-、 | ハ ノ| || |/ ノ レルヽ ノルレ ・ `" ー--- ─ "´| ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ| ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7ー- _  ̄! ´フ"'i ,/! ハ .ハ ! iヾ_ナ" ′ ‐‐┴‐,' | /i -─ / V ! ─-丿ハ ,' ,ゝ ! ! /!/レi' 三三三 三三ニ レ'i ノ 一', / ヽヽヽ ,___, ヽヽヽi .レ' / ̄フ i ヽ __ン ! ) / ハ !/ ) | |) ,i i( j ノ ,ハ 人! ) 「〉i )> イ ハ ノ r_| `" ー--- ─ "´ ■たれれいむと扇風機 ___ _______ ______ ,´ ,, ''"´ ̄ ̄ ̄ ` "ゝ 、_ イ、 〃 ̄ヽ 'r==─- --─===ヽ、ン、 r'-'|.| O | ,' イリiゝ、イ人レル/_ルリ ', i `'ーヾ、_ノ i ル ニ三三 三三三 ヽイ i | | ,| レリイ//// ,____, ///| .|、i .|| ,-/ ̄|、 !Y! ヽ ン 「 !ノ i | ー---‐' ―――厶介‐- ________,.ィ /‐ァヘ───── ___ _______ ______ ,´ ,, ''"´ ̄ ̄ ̄ ` "ゝ 、_ イ、 〃 ̄ヽ 三 'r==─- --─===ヽ、ン、 r'-'|.| O | 三 ,' イリi/ イ人レル\_ルリ ', i `'ーヾ、_ノ 二 i ル ニ三三 三三三 ヽイ i | | ,| レリイ//// ,____, ///| .|、i .|| ,-/ ̄|、 !Y! ヽ ン 「 !ノ i | ー---‐' ―――厶介‐- ________,.ィ /‐ァヘ───── ■たれようむとゆゆこ /ヽ._____ r-、_,「 V´|-─‐- ..,,_ ,. -‐/ @ ' , . . . . . .`"'' ...、 r' 、 ! /_,,...,,___ `' 、 ,.' . . . ,'-‐r-‐‐'、_ノ_. . . . . . . . `ヽ. 、 ; "´ ` ''ー- 、`フ∧ ,ゝr,ァ'-‐'"´ ̄`ー-く二ヽ-、 . . . .) / y' / / ! ,! `ヽ. \ i´ .ァ'´, ! ! ; i `ヽ、 ーヽ、 ,' / / /! ./| / ! ,! i i ', `───- 、 `ソ_ハ/ ハ ,ハ /!. /;、 '; i`iー-r' ! |___! ./ _|,/,.ノ-' l.、'_| |. !. | ヽ / ;ハ/';三三. ∨ 三三三ヽ ,ハ!'、 | | レ|'三三三 三三、| | ニ三三 三ニ│レリイ//// ,____, //,レi ! 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'; ヽ.: ! i .! ヽヽ ヽヽヽ i レ' :!Y ! /\ / i '; i _,ノ〉: `ヽレヘ. | 'ー=- | | : 厶介‐-________,.ィ, ' ;' .,ハ レ'i_ノ: ̄て( ̄\! ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄てハ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄く ! ./_/V!_r'-' ̄ ̄ ´レ' ■たれ神主 ____ _ ______ ,, ''"´ \ (_,_,_,_,_,_ _,_,) / ;;ノ'ヽ ヽ | ゚。 `i i´゚。|--、 ,' ;, '  ̄  ̄ `ヽ 、 ! | ゚ o゚。 U ゚o |┐ | i /__| ̄ ̄|_____| ̄ ̄|___ヽ i | ;| | | レ'// |__|,____,|__|///i | | 。゚ |_| | ゞ ヽ _ン ,ノ ノ |。。 . ∪|__ノ ――――─ `‐- , ______ __,. ィ─── |_____|─── ■ゆっくりマッサージするよ! _,,....,,_ -''" `''-、 ゆっ!ゆゆっ!ゆっくり! ヽ ヽ もっとゆっくりしてね! | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ. __ _____ ______ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 _,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、 _..,,-" rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==iゝ_,.ィイ人レ、!,,_|___ル==', "-..,,_r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イi≠=ミ ≠=ミ ヽイ i | `!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ. レリイ"" {`ー-'ヽ "" | .|、i .|| `! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ !Y!/// `y⌒ノ /// 「 !ノ i | ,' ノハ.ヽ/// ,___,. /// ,' .レ' L.',.  ̄ L」 ノ| .| ノノ ( ヽ、 'ー'⌒ー' 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /レ ( ,.ヘ ,)、 )>,、 _____, ,. イ ハ. レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ ■チルノフ . _人人人人人人人人人人人人人人人_ > ゆっくりした結果がこれ!!! <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ ∩___∩ ____ ,. -‐''"7__,,..-─ァ /゙ミヽ、,,___,,/゙ヽ | 丿 ヽ | `/ /-‐─-='、> ,、 i ノ `ヽ' / ○ ○ | `ヽ/ `>ノ ノ ヽ.>|_ヽ/| _,,..-‐'"´ヽ. / `(○) (○)´i、 | U ( _●_) ミ |/ < ´) Y--‐`''"´ /i__,,.. - 、 彡,U ミ(__,▼_)彡ミ 彡、 |∪| ,,/ /| `> 、_) | ̄V \| ヽ、,ノ ,へ、, |∪| /゙ / ヽ ヽノ ヾ/ | < l ノ /___∧ /|-‐'" _ / ' ヽノ `/´ ヽ | ヽ . l__,∧ \ ,イ ; -‐‐-、__,,..--、 \|´"'' ー、'"`ヽ / |│ ヾ ヾ / ヽ、 __,>ー-‐<__フ r'´ i /| | ノ__ソ ││ \,,___  ̄ ̄ヽ、 ー‐-‐< !、 ゝ__,,..-< \/___,,..-‐''" ___,,,ノ | `ヽr-、..,,_____,,.>フ` ̄|´ヽ. ヽ / く/ /| | \/ \/ ■太ましいれいむ(怒) ( ⌒⌒ ⌒ ) (、 , ,) (、 , ,) || |‘ ___ _______ ______ ,´ ,, ''"´ ̄ ̄ ̄ ` "ゝ 、_ イ、 'r==─- --─===ヽ、ン、 ,' イリiゝ、イ人レル/_ルリ ', i i ル (ヒ_] ヒ_ン) ヽイ i | レリイ | .|、i .|| !Y! 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L」 ノ| .| | || | ||イ| / | ハ ノ| || |/ レルヽ ノルレ `" ー--- ─ "´ ■七夕とれいむ ,イ二ニ=、 ,ィ' _ rーー(⌒ヽ⌒ヽ、 /ソ" ̄ / / \ \;;;;;`、/ " |/ iヽ | \ | i \| ! ┌──┐ __ _____ ______ │でみ .| ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 │き.ん│ 'r ´ ヽ、ン、 │まな | ,'==─- -─==', i │すが. | i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i | │よゆ.│ レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .|| │う っ | .!Y!!/// ,___, /// 「 !ノ i | │に く │ L.',. ヽ _ン L」 ノ| .| │ り│ | ||ヽ、 ,イ| ||イ| / └──┘ .レ ル` ー--─ ´ルレ レ ■七夕テルヨフ ,イ二ニ=、 ,ィ' _ rーー(⌒ヽ⌒ヽ、 /ソ" ̄ / / \ \;;;;;`、/ " |/ iヽ | \ | i \| ! ┌──┐ │がゆ | │こ.っ.│ │れく | │だ.り | │よ し│ │!た | │!結│ │!果│ └──┘ ,. -‐' ┐__,,.._ / l-‐─-='、ニー -,,,__, / _ ノ ノ ) ヽ. _ ;l.'-―‐ ' "´ヽ. / -=_. ´) Y--‐''"´`''、 i. - 、 | _l. 、_) | V,-,-,-,-( |ヽ、,ノ | ヽ _ _ l l ) ./∧ーーーー |‐'". `、 _ ,イ ; -‐―‐-、.--、 |' ー、'"`ヽ ヽ l ー-‐<__フ / i. | | ノ ヽ、  ̄ ー‐-‐ !、 l_,,..-< _ /,..-‐''" 丶. 、;;;;__ `_、_l ;; l ヽ/  ̄ ̄ ̄ ̄ ' ー ―――-┘' ■溶けたれいむ ----_人人人人人人人人人人人人人人人人人人_> あついね!!あつくてとけそうだね!!!< ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ r' ̄i __ _____ ______ , - 、 ゙‐- ',´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 { } 'r ´ ヽ、ン、 r'⌒', `‐-‐' ,'==─- -─==', i !、_丿 ◯ i イ iゝ、イ人レソ i | ,レリイi (ヒ_] / _ルヽイ、i .|| ○ ,,/!Y!"" ,___, ヒ_ン ) 「 !ノ i |-‐、,, ,,r-─(_) ヽ _ン "".ノ !.; ヽ ヽ `,( ,r‐″  ̄つ ,r─‐‐'' (´ ,r──'  ̄ ゙̄'───--------‐' ■むーしゃ♪むーしゃ♪(れみりゃ) ,. -───-- 、_ ♪ rー-、,.'" `ヽ、. \ _」 i _ゝへ__rへ__ ノ__ `l く `i / ゝ-'‐' ̄ ̄`ヽ、_ト-、__rイ、 }^ヽ、 .r'´ノ\ ゝイ,.イノヽ! レ ヽ,_`ヽ7ヽ___ 、_ ノ ハ } \ /ヽ/ r'´ ィ"レ´ ⌒ ⌒ `! i ハ / }! i ヽ / / ハ ハ/ ! /// ー─( /// i ハ 〈〈{_ ノ } _」 むーしゃ♪むーしゃ♪ ⌒Y⌒Y´ノ /l ハノ i ヽ⌒Y⌒Y´ 〈,.ヘ ヽ、 〈 i ハ i 〉 ノ レ^ゝi>.、.,_____,,...ィ´//レ'ヽハヘノ ♪ │ ,. -───-- 、_ ♪ rー-、,.'" `ヽ、. \ _」 i _ゝへ__rへ__ ノ__ l く `i / ゝ-'‐' ̄ ̄`ヽ、_ト-、__rイ }^ヽ、 .r'´ノ\ ゝイ,.イノヽ! レ ヽ,_`ヽ7ヽ___ 、_ ノ ハ } \ _人人人人人人人人人人_ /ヽ/ r'´ ィ"レ´ ⌒ ,___, ⌒ `! i ハ / }! i ヽ > うー! うー! < / / ハ ハ/ ! /// ヽ_ ノ /// i ハ 〈〈{_ ノ } _」  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ ⌒Y⌒Y´ノ /l ハノ i ヽ⌒Y⌒Y´ 〈,.ヘ ヽ、 〈 i ハ i 〉 ノ レ^ゝi>.、.,_____,,...ィ´//レ'ヽハヘノ ■らんしゃまとちぇん r○、 ○ヽ、 _ノi` ヽ. ノ| くゝ'"´ ` ', 〈.| _,.r_ァ--、_r-、「 .| |‐┐rァ'´ ,. `ヽ!_ × r!-ァ´./ /-/‐| .ハ. i__ ハ ヽ! × Y´ / !,'(ヒ_] レ' ヒ_ン ハ 〉 | ! !.'" ,___, "' ! レi ノ ヽ、.ゝ ヽ _ン イノ | !へ| >.、,_ _,. イ ハ| |'ヽ!ァイi`二´i7ヽレ'、 /|) ______ノ./7/ ; ヽ)7/ ヽ./ _!_ __、____ \ / !イ _ン | | _,〉 ヽ. `ァ'" `ヽ、___ ____) 〉、_`〉く ; ヘ イハ_,. ` ', Y / i ハ i Y_ノ `ヽ./ 7| ゜⊇゜ |7ヘ ' ,/ レi /_!-V i _/!/ i / /'|| ( || ハ ヽ. //r=- r=;ァi ハ ,く / .|| ロ ロ || ヽr'"´ヾ レ,!ゝ、ー=- _ノ ハ/ わかるよ i__じヽ_/ || ロ ロ || ', し、__,ノァ‐ァ7 Tく7V、/ / .||_________||. ', ヽ. ー-'--'i ム | ノ、 / / ', \ ;ィアーr-‐'ヘ ノ) rく_ / i ', / / ! ', ヽヘ_ 、_______,ハ_________,.-、_ン、ノヽヘ-、 !____; イン ヽー^r--r^ー-'i---r'-'" `T__,「 !__ノ !7ニ i !、__ノ ヽ-' ヽ,__ノ ■乱射魔 O o ,.ィ´`ヽ、 ノ/´`ヽ、 ノ i --,='='ヽ、 ' , (/ く__/ \/ くヽ,ヽ,. _人人人人人人人人人人人人人_ ト--, r_ニ=-=r_ニ=-r、__,イヽ, > 乱射魔だよ!!! < L,.-!_r'´ イ-─ハ ハヽ)ニi  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ 〈イ´ γ ./i__,.!/ V 、!__ハ i `i `i !イ´|イ(ヒ_] ヒ_ン ハ、 | !' ハ ヽ,ゝ" ,___, "' i ハ!' jl // ゝ、イiヽ、 ヽ _ン .|| |[]`ミー、,,,, .l || ヽ \/ `ヽ、_,>,、 _____,|| | ""'''ヽ | || ゝ / ドパパパパパパパ ,,,-彡_,r''" ̄ 「/ ̄/ ̄/;二"二"二((二((三三C≡=─ _,-| r'" 二 ==i ニニ二/\/ccccccc//_ヽ ) ヽ 、、゙l - ̄ ̄C=] ノ;ヾ / ⊂ニニニ二二ソニニニソノ/⌒ヽ\ ,l゙゙'l、 」ニニ二二〈ー;; \/二L_」 j / l /; /{ ̄`)ノ ーーー \ / ■魔理沙(タバコ片手) .-" ` ..、ヽ `' .、 | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.___,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7. rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ`! !/レi'rr=-, r=;ァ レ'i ノ さすがに魔理沙はかっこいいぜ・・・,' ノ !'  ̄  ̄ " i.レ' ( ,ハ 'ー=-' 人!,.ヘ,)、 )>,、_____, .イ ハ ( )',.イ ヽ、__ノ 「ヽ.レ'ヽノ ∬ ノヽ/ '; ヽ、/iヽノ i Y _ ∫ ri ! `ー┘ ! i =|л=・ ./ヽー-,イ !ンi ( ) ■もっとごはんもってきてね!!! ヽ `' .、 | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.___,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ くっちゃ♪くっちゃ♪`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ,' ノ !'" )―‐、 " i .レ' ( ,ハ ヽ'_ン 人! もっとごはんもってきてね!!!,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ ( )',.イ ヽ、__ノ 「ヽ.レ'ヽノ ノヽ/ '; ヽ、/iヽノ i Y ri ! `ー┘ ! i ./ヽー-,イ !ンi ■鍵山雛と水橋パルスィ クルクルクルクル… クルクルクルクル… パタパタパタパタ… パタパタパタパタ… ____. ____ ミ // | \\ ∫ ミ /_地霊殿 \ |風神風神風.神| / ̄地霊殿ヽァ |\ |rr=-rr=-rr=.-rr| ミ3 \r=-, r=;ァ.\|∠ (( |2ボ2ボ2ボ.2ボ | )) ∫ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|\ ミ ミ |ー | -ー==-ー=|=-| ∫ (( \___彡'-' |/ \\ | // =|л=・ ・=iъ= \_-==-'__/  ̄| ̄ ̄| ̄ ミ ( E) (∃ ) | ̄ ̄| / ̄ ̄  ̄ ̄\// \\/ ̄ ̄  ̄ ̄\ ■めっちゃかれぇ _,,....,,_ _人人人人人人人人人人人人人_ ..,,-''" `'' > むーしゃ♪ むーしゃ♪ < ヽ  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ __ _____ ______ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 _,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、 _..,,-" rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', i "-..,,_r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i | ,i!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi (ヒ_] ヒ_ン) | .|、i .| ( `! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ !Y! "" ,‐―( "" 「 !ノ i | y' ノ !'" )―‐、 "i .レ' L.',. ヽ'_ン,' L」ノ|.| ノノ ( ,ハ ヽ'_ン 人! | ||ヽ、 ,イ| |イ/ ( ( ,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ レ ル` ー---─ ´ルレ レ´ _,,....,,__人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_ ..,,-''" > かっれえ!! めっちゃかっれえ!!! < ヽ  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ : | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ : : __ _____ ______ : : | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ : : ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 : : _,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 : : ,'r´ iノ イ人レヽ_ルヽ、 ン、 :: _..,,-" rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 : : .,'==(ヒ_] // / / ヒ_ン ).==', i :: "-..,,_r-'ァ'"´/ /__,! / V 、!__ヽ! iヾ_ノ : : i イ /u/ / / / / u/ " ヽイ i | : : ,i!イ´ ,' | / (ヒ_] / / / ヒ_ン ハ ,' ,ゝ : : レリイi/ ,-―-、 / / /.| .|、i . || : : ( `! !/レi' "/u//,-―-、u// レ'i ノ : : i!Y!.⊂⌒⌒`) /// 「 !ノ i | : : y' ノ !' / / (´⌒⌒⊃ / i.レ' : : L.',./ ` ̄´ / // L」 ノ| | : : ノノ ( ,ハ ` ̄´ 人! : : | ||ヽ、 ,イ| ||イ| / :: ( ( ,.ヘ,)、 )> ,、 ________, ,.イ ハ : : レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ : ■Yahoo!うーぱっく ___________ / /| / / | .r'´ノ.| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .| }^ヽ、 うー♪ うー♪ /ヽ/ r| Yahooうーパック .| _ ノ ハ } \ /ヽ/ r'´ | .| / }! i ヽ / / ハ ハ/ .| ⌒ ,___, ⌒ | {_ ノ } _」 ⌒Y⌒Y´ | /// ヽ_ ノ /// | ⌒Y⌒Y´ | .| / |__________|/ ■釣られるれいむ | | | | [煽り] | (( | プラプラ (=) J )) __ _____ ______ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 ,'r´ iノ イ人レヽ_ルヽ、 ン、 .,'==(ヒ_] ヒ_ン ).==', i. i イ ///,-―-、///" ヽイ i |. レリイi {⌒⌒`) .| .|、i . || こっ これはれいむが見つけたごはんだからあげないよ!!!!. i!Y!. ` ̄´ 「 !ノ i |. L.',. L」 ノ| | . | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /. レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ ■ビーダ○ン _,,....,,_ _,_ _人人人人人人人人人人人人人人人人人_ -''" ` ''> ワイがワイルドワイバーンや!っ!!! < ヽ  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^YY^Y^YY^Y^YY^Y^Y ̄ | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ ______ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ´ `ヽ、 _ _ ,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 ,.'-=[><]=.,_ _.. ,,-' rー''7コ-‐'"´ ; ', ; `ヽ/`7 ヽi レノλノ)レ〉' "-..,,_r-'ァ'"´/ i ,/! ハ .ハ ! iヾ_ノ --===∑レ§゚ ヮ゚ノiゝ !イ´ ,' | /i/__,.!/ V 、!__丿ハ ,' ,ゝ ______ ( `! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ ´ `ヽ、 ) 丿/ ///// ,___, //// i .レ' _,.'-=[><]=.,_ ______ / i i ヽ _ン ! ) ヽi レノλノ)レ〉' ´ `ヽ、 ノ ) ハ 丿ヽ !/ --===∑レ§゚ ヮ゚ノiゝ ,.'-=[><]=. y' ノ i )) (( i( ヽi レノλノ)レ〉' ノノ ( ,ハ )⌒( 人! --===∑レ§゚ ヮ゚ノiゝ ( ( ,.ヘ,)、 )>. ⌒ イ ハ `" ー--- ─ "´ ドドドドドド! ■ゆっくりトイレ /.|| ______________ / || |\ ,...., /| || |. \__________________/ .| || | | | | || | | | | || | |_ヒ_] ヒ_ン | | || | | ,___, | | || | | ヽ _ン . | | || | | ,.-- 、 | | || |--‐‐|--/ ヽ.--|‐‐--| || | __ | {. } | | ()=.||) | ◎_)| _ゝ、 ノ_ | | || | | (二二二二)j| | || | |__\ /.__| | || | / i'" `'i \ | || |/  ̄ ̄ \| .||  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ ...|| ゆっくり用を足してね!\.|| ■ゆうかとのうかりん ,.-'" "'ー.,. ノ `r、 ,' ヽ ノ / i ハ i ハ i i i ', ノ i ハ / i ハ / '; ;' / i 〈 わあ、良質なエサがいっぱい イ! | ;'i _ V _ V / 〉 イ レヘ/ | ⌒ _ ⌒ .ル' / ハ. ハ ハ.'" ヽ 〕 ""/ / 〈 ヽ 〈 ! ! > .,___, ,. イ ノ ) ! レ''" /ヽ /レ"/"''ー /三三三三\ /______\ ,ヘ´ハ三三三三三三三三三三三三\ x〈三三三 '三三三三三三三三三三三三\ |三三三 ノ / i ハ i ハ i i i 三三三\ コラコラ幽香 |三三三 ノ i ハ- / i ハ‐/、'; ;' / i〈 三三三| \三三三イ! | ;'i (ヒ_] V ヒ_ン ) V / イ 三三/ ゆっくりはエサでねえ \三三 レヘ/ |"" ,___, "" .ル' /ハ 三/ \三三 ハ ハ. ヽ _ン / ( 〈 ヽ/  ̄〈 ノ ! >、,,__ _,. イ ノ ( )( レ'i# / ヽ /レ"#/ ヽ / |##\/i ̄ ヽノ'"##〈 ) ■生涯現役だもんで 私の、ゆめは、将来のうちにアリスとかバチュリーと、いっしょに、連合組んで幻想郷を統一することである。寺子屋出たら、霊夢んとこの神社、手伝ってグレイズためてスタレバか、マスパを、迷ってるが取って、箒も改造して、バリバリいい音出して飛ぶ。私は、ずっと将来現役で、飛び続ける事が、夢である。 生 _,,....,,_ 涯 ..,,-''" `''ヽ ヽ \ 現 | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ 役 _,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 _..,,-" rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 だ "-..,,_r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ ,i!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ も ( `! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ y' ノ !'" ,___, "' i .レ' ん ノノ ( ,ハ, ヽ _ン 人! ( ( ,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ で ■ゆっくりしたいの? __ _____ ______ あら、そわそわしてどうしたの?え?なあに? ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 もしかして、したいの?ゆっくりしたい?あなた、ゆっくりしたいのね? 'r ´ ヽ、ン、 ダメなの?ガマンできないの?限界?もうゆっくりしちゃうの? ,'==i / イ人レ\_ル==', i ゆっくりしたい?そんなに私でゆっくりしたいの?したくてたまらないの? i イi (ヒ_] ヒ_ン ) ヽイ i | もうだめ?する?ゆっくりする?ホントにこのままゆっくりしちゃう? レリイ/// ,___, /// .| .|、i .|| じゃあ言える?「れいむおねえさん、ゆっくりさせてください」って言える? !Y! ヽ _ン 「 !ノ i | ダメよ?言うまでゆっくりさせてあげないわよ?ほら、いって? L.',. L」 ノ| .| ゆっくりいって?ダメ、もっとゆっくりよ?おちついてね? | ||ヽ、 ,イ| ||イ| / そうよ、ゆっくり…あーあ、いっちゃった。じゃあ、ゆっくりしましょうね? レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ もうガマンしなくてもいいのよ?ほら、ゆっくりして。あぁ、ゆっくりしてる…ほら、こんなにゆっくり… .-" ` ..、 ヽ `' .、 | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ _,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 . rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 !イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ `! !/レi'rr=-, r=;ァ レ'i ノ _,,..i'"' , ,' ノ !'  ̄  ̄ " i.レ' |\`、 i'、 ( ,ハ 'ー=-' 人! \\`_',..-i ,.ヘ,)、 )>,、_____, .イ ハ \|_,..-┘ ■はいてないテルヨフ ↓手が届かないため穿くことができない ,. -‐' ┐__,,.._ / l-‐─-='、ニー -,,,__, / _ ノ ) ヽ. _ ;l.'-―‐ ' "´ヽ. / -=_. u. ´) Y--‐''"´`''、 i. - 、 | _l. 、_) | V,-,-,-,-' |ヽ、,ノ | ヽ _ _ l ) /∧ーーーー、 |‐'". `、 _ l| ,イ ; -‐―‐-、.-ト、 |' ー、'"`ヽ ヽ l ー-‐<__フ / i. | | ノ ヽ、  ̄ ー‐-‐ !、 l_,,..-< _ /,..-‐''" 丶. 、;;;;__ `_、_l ;; l ヽ/  ̄ ̄ ̄ ̄ ' ー ―――-┘ .Y^f^f^f^f^fY /"`'"`'"`'"`'ヘ ;' ! ヽ、ノ !. ,r,、h,、ハ,、r,、tく ■太ましいおぜうさま ,. ---────--- 、_ rー-、,.'" `ヽ、. _」 i _ゝへ__rへ__rへ__へ_ノ__ `l く `i / ゝ-'‐' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ、_ト-、__rイ、 }^ヽ、 .r'´ノ\ ゝイ,.イノヽ!人レル レ ヽ,_`ヽ7ヽ___ 、_ノ ハ } \ /ヽ/ r'´ ィ"レ´ ⌒ ,___, ⌒ ` ! i ハ / }! i ヽ / / ハ ハ/ ! ///// ヽ _ン ///// i ハ 〈〈{_ ノ } _」 ⌒Y⌒Y´ノ l ハノ i ヽ⌒Y⌒Y´ / ヘ',. ) ! ハ ノハ i / ノ i ヽ 〈,.ヘ ハ 〈 i ハ i 〉 ノ レ^ゝiヽ ノ//レ'ヽハヘノ `" ー--- ─ "´ ■ぺろぺろするのやめろ , へ ,、 __/__! __\ // ヽ, ,. '"´ / i ト 、 ,.└''"´ ̄ ̄ `ヽ、 ぺろ , ' '´`ー-'----┘ `ヽ,. '´ 、、 ヽ ヽ ぺろ / / _!__ ! , ', ノ , lヽ j /、lヽ ト、_,,.', ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,r'´ r'"イ .ノ\| .レ r=;ァ'レ' { } やめろ!! | ` i ,ィ´ レ' レ'r!{ !、 l rr=- / `'''l. ‐ .、 '、 ! /,!'、(ヒ_] ヒ_レヽ.,ト' E=ョ / l 、,,_,,ノ i. ヽ. V ハ''" ,___, "'!,}' ',∪ )( /ヘ, /レ',/ ‐、 ハ, )ヘ`ヽゝ、 ヽヽ\ 7'´レ1 ヽ∪ ⌒ 人ル'レ' 'i、_ ,' ヽ. _V>ソ`; ー-\ノ ))レ~i` ヽ 、_ ( AA AA1~AA25 AA19 AA18 AA19 AA20
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「ゆっくりしていってね!!!」元ネタ調査レポート これは いままで だれも しらなかった ゆっくりのるーつ を さぐろうとする いまさらなきかく いろいろな ところ から じょうほうを あつめて しんそうっぽいものを つかもうとしてみよう _人人人人人人人人人人人_ > こんばんわン!!! <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ , へ __/__! __\ ,. '"´ / i ト 、 , ' '´`ー-'----┘ `ヽ. / / _!__ ! , ', '.、 ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,!、 ; ',\ | ` i ,ィ´ レ' レ'r!、/ ! |-‐' '、 ! /,!'、(ヒ_] ヒ_ン| ハ! i. ヽ. V ハ''" ,___, "!ノ ハ, )ヘ`ヽゝ、 ヽ _ン 人| レポーター 犬走椛 ,' ヽ. _V>ソ`; ー-r='i´/ , へ __/__! __\ ,. '"´ / i ト 、 , ' '´`ー-'----┘ `ヽ. / / _!__ ! , ', '.、 ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,!、 ; ',\ | ` i ,ィ´ レ' レ'r!、/ ! |-‐' '、 ! /,!'、rr=-, r=;ァ ハ! きめぇばかりで新聞を全く書かない例の人の代わりに i. ヽ. V ハ''" "'!ノ 仕事しました。さてさて、私はどこまで真相に近づけるのでしょうか。 ハ, )ヘ`ヽゝ、 ー=- 人| ,' ヽ. _V>ソ`; ー-r='i´/ , へ __/__! __\ ,. '"´ / i ト 、 , ' '´`ー-'----┘ `ヽ. / / _!__ ! , ', '.、 ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,!、 ; ',\ | ` i ,ィ´ レ' レ'r!、/ ! |-‐' '、 ! /,!'、(ヒ_] ヒ_ン| ハ! では早速初代ゆっくりスレら辺を見て行こうか。 i. ヽ. V ハ''" ,___, "!ノ ハ, )ヘ`ヽゝ、 人| ,' ヽ. _V>ソ`; ー-r='i´/ 引用元【ゆっくりしていってね!!!のガイドライン】(初代 ガ板ゆっくりスレ) 31 :水先案名無い人 :2008/02/03(日) 23 23 09 ID CubJMyq60イラスト化計画http //riceballman.fc2web.com/AA-Illust/Data/Yukkuri.html元ネタhttp //www37.atwiki.jp/aremi/pages/23.htmlhttp //listeners.peca.jp/?cmd=read page=%C7%DB%BF%AE%BC%D4%BE%F0%CA%F3%2F%A5%A2%A5%EC%A5%DFhttp //yui.cynthia.bne.jp/game/img/1202011057_0053.jpghttp //yui.cynthia.bne.jp/game/img/1202011057_0054.jpg36 :水先案名無い人 :2008/02/04(月) 00 03 08 ID krIkJhNz0 31「ゆっくりしていってね」って言うのは、誰かが勝手に考えたの?38 :水先案名無い人 :2008/02/04(月) 00 06 43 ID FvMc08lQ0なんだ、同人屋の広告の自作自演か219 :水先案名無い人 :2008/02/05(火) 04 50 29 ID uhs5og2E0 38違うぞ、 31の通りであってる。ニコニコの永井とかビビリバイオのこころんが動画配信してるpeercastってコミュニティがあってだな。そこの配信者の一人のアレミってヤツのリスナーが作って、アレミスレに投下されたのが初出。アレミがあまりのシュールさに爆笑してスレのテンプレに入れ、それがpeercastの東方配信者間で流行り、その後peercast全体と2chとに波及した感じ。 , へ __/__! __\ ,. '"´ / i ト 、 , ' '´`ー-'----┘ `ヽ. / / _!__ ! , ', '.、 ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,!、 ; ',\ | ` i ,ィ´ レ' レ'r!、/ ! |-‐' さすが初代スレ。しっかり話題に出ている。 '、 ! /,!'、(ヒ_] ヒ_ン| ハ! これは割と色んな所で言われてる説。 i. ヽ. V ハ''" ,___, "!ノ 早くも真相に辿り着けました。 ハ, )ヘ`ヽゝ、 ヽ _ン 人| ,' ヽ. _V>ソ`; ー-r='i´/ 引用元【ニコニコ大百科「ゆっくりしていってね!!!とは」】 『PeerCast 配信と同人作家でもある 「アレミ」 氏のファンが作成、アレミ氏スレに書き込み、 それを東方ファンらが気に入って他の掲示板などにコピペ。信者、アンチ巻き込んでの流行となった』 …という説が有名だが、アレミ氏本人がこれを否定しており、発祥地や誕生のきっかけについて統一された 見解は未だ存在しないと言われる。 , へ __/__! __\ ,. '"´ / i ト 、 , ' '´`ー-'----┘ `ヽ. / / _!__ ! , ', '.、 ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,!、 ; ',\ | ` i ,ィ´ レ' レ'r!、/ ! |-‐' '、 ! /,!'、rr=-, r=;ァ ハ! i. ヽ. V ハ''" "'!ノ ハ, )ヘ`ヽゝ、 ー=- 人| ,' ヽ. _V>ソ`; ー-r='i´/ 引用元【ゆっくりしていってね!!!のガイドライン】 230 :水先案名無い人 :2008/02/05(火) 13 40 06 ID ZNhJS28S0 219それはちゃんぽんのスレの方が先だろまずちゃんぽんスレで東方のAAが流行ったんだよそれでちゃんぽんが気に入ったの、そしてその次の日くらいにアレミって人のスレにも張られたんだよ、勘違いすんな242 :水先案名無い人 :2008/02/05(火) 13 52 07 ID ehzcNT6p0お前らちゃんぽんさんに許可取ったのかよ許可無しで勝手に使ってると出るとこ出るチリよ245 :水先案名無い人 :2008/02/05(火) 13 59 30 ID ehzcNT6p0ちゃんぽんさんのバックには1000人の信者が控えてるって事を覚えておきな , へ __/__! __\ ,. '"´ / i ト 、 , ' '´`ー-'----┘ `ヽ. / / _!__ ! , ', '.、 ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,!、 ; ',\ | ` i ,ィ´ レ' レ'r!、/ ! |-‐' '、 ! /,!'、rr=-, r=;ァ ハ! …知らんがな。 i. ヽ. V ハ''" "'!ノ ハ, )ヘ`ヽゝU ー=- 人| ,' ヽ. _V>ソ`; ー-r='i´/ 引用元【ゆっくりしていってね!!!のガイドライン】 593 :水先案名無い人 :2008/02/07(木) 21 09 56 ID 8T4TDsFE0元ネタは「一緒にお菓子をたべませんか」のAAを東方キャラで改変したのが数年前なぜか今頃復刻して「ゆっくりしていってね」となったんだろ594 :水先案名無い人 :2008/02/07(木) 21 18 22 ID wDxqEFvu0 593あーーーーそうだったなそうだったな!言われなきゃ思い出さなかったわ懐かしい , へ __/__! __\ ,. '"´ / i ト 、 , ' '´`ー-'----┘ `ヽ. / / _!__ ! , ', '.、 ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,!、 ; ',\ | ` i ,ィ´ レ' レ'r!、/ ! |-‐' これはAAの元ネタの方ですな。 '、 ! /,!'、(ヒ_] ヒ_ン| ハ! どうやら初出はセリフが違った模様。 i. ヽ. V ハ''" ,___, "!ノ ハ, )ヘ`ヽゝ、 人| ,' ヽ. _V>ソ`; ー-r='i´/ 引用元【ゆっくりしていってね!!!のガイドライン】 595 :水先案名無い人 :2008/02/07(木) 21 23 26 ID WvnsUhK20 593しかもなぜ突然流行りだしたかも分からない。とりあえずゆっくりしてから考えるけど。596 :水先案名無い人 :2008/02/07(木) 21 29 16 ID S0A0Efiz0 593元AAの作成者ご本人さま?もしそうだったら下のこれより以前からあったかどうかと初出が何時だったのかを教えてはくれまいか495 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:04/05/20(木) 10 27 ID ??? __ _____ ______ い ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 っ 'r ´ ヽ、ン、 お し ,'==─- -─==', i .菓 ょ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i | 食 子 に レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .|| べ を !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i | ま L.',. ヽ _ン L」 ノ| .| せ | ||ヽ、 ,イ| ||イ| / ん レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ か597 :水先案名無い人 :2008/02/07(木) 21 29 22 ID 8XWCzuGN0 595ここ最近・・・て程真新しい事でもないけど、N速+で定期的に意味不明なAAやコピペが多く見られるんだよね天狗の仕業然り 3プギャーしかりデア・リヒター最強然り598 :水先案名無い人 :2008/02/07(木) 21 31 50 ID 0ZSFV+Mm0 596こんな古いのかよw , へ __/__! __\ ,. '"´ / i ト 、 , ' '´`ー-'----┘ `ヽ. / / _!__ ! , ', '.、 ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,!、 ; ',\ | ` i ,ィ´ レ' レ'r!、/ ! |-‐' 4年以上前… '、 ! /,!'、(ヒ_] ヒ_ン| ハ! マジですか? i. ヽ. V ハ''" "!ノ ハ, )ヘ`ヽゝ U ー=- 人| ,' ヽ. _V>ソ`; ー-r='i´/ 引用元【ゆっくりしていってね!!!のガイドライン★2】 6 :水先案名無い人 :2008/02/08(金) 00 01 07 ID OeeUE/4Y0ナマクビのもと ,---、, --、,---, ,'ゝ-´、⌒,'´-´、_ゝ /==-- ヽヽ, 一緒に,イ 人_,\iノ人/|_入ゝ i お菓子を ヽi i.イ[) [~)アi イ.ヽ | 食べませんか |人" ∀ ".人i |ノ レ'`' -- --イ/レ'19 :水先案名無い人 :2008/02/08(金) 00 17 40 ID PxRL1a6N0593 名前: 水先案名無い人 [sage] 投稿日: 2008/02/07(木) 21 09 56 ID 8T4TDsFE0元ネタは「一緒にお菓子をたべませんか」のAAを東方キャラで改変したのが数年前なぜか今頃復刻して「ゆっくりしていってね」となったんだろ596 名前: 水先案名無い人 [sage] 投稿日: 2008/02/07(木) 21 29 16 ID S0A0Efiz0 593元AAの作成者ご本人さま?もしそうだったら下のこれより以前からあったかどうかと初出が何時だったのかを教えてはくれまいか495 名前:ゲーム好き名無しさん[sage] 投稿日:04/05/20(木) 10 27 ID ??? __ _____ ______ い ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 っ 'r ´ ヽ、ン、 お し ,'==─- -─==', i .菓 ょ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i | 食 子 に レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .|| べ を !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i | ま L.',. ヽ _ン L」 ノ| .| せ | ||ヽ、 ,イ| ||イ| / ん レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ か 596確かそれ文字付く前は作りかけの生首AAだったようなその人の初製作AAだったらしい身体は未だ作られて居ないって書き込んだら500越えてたのな , へ __/__! __\ ,. '"´ / i ト 、 , ' '´`ー-'----┘ `ヽ. / / _!__ ! , ', '.、 ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,!、 ; ',\ | ` i ,ィ´ レ' レ'r!、/ ! |-‐' 何やら…一筋縄ではいかないようですね。 '、 ! /,!'、(ヒ_] ヒ_ン| ハ! i. ヽ. V ハ''" ,___, "!ノ ハ, )ヘ`ヽゝU 人| ,' ヽ. _V>ソ`; ー-r='i´/ 引用元【ゆっくりしていってね!!!のガイドライン】 640 :水先案名無い人 :2008/02/07(木) 23 15 06 ID 8T4TDsFE0 お菓子を食べませんか→ケヒヒ霊夢と言われる→霊夢を虐めよう(お菓子を踏み潰したりして泣かせる) この一連の流れはギコの女猫のなんだっけあれ、あれの虐めAA展開と似てる まあ、そういうのが2004年頃に東方本スレで流行った(東方本スレの黎明期から安定期への移行時期) そっから2chを離れ界隈でこのAAが熟成されて2007~8年にゆっくりしていってねとして逆輸入されたのではなかろうか , へ __/__! __\ ,. '"´ / i ト 、 , ' '´`ー-'----┘ `ヽ. / / _!__ ! , ', '.、 ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,!、 ; ',\ | ` i ,ィ´ レ' レ'r!、/ ! |-‐' '、 ! /,!'、rr=-, r=;ァ ハ! わけわからん…。 i. ヽ. V ハ''" "!ノ ハ, )ヘ`ヽゝ U ー=- 人| ,' ヽ. _V>ソ`; ー-r='i´/ , へ __/__! __\ ,. '"´ / i ト 、 , ' '´`ー-'----┘ `ヽ. / / _!__ ! , ', '.、 ∠.,,_ ,' ´/___ハ /! ,!、 ; ',\ | ` i ,ィ´ レ' レ'r!、/ ! |-‐' '、 ! /,!'、rr=-, r=;ァ ハ! まぁ…知ってる人はいるけど今一歩踏み込めてない、そんな i. ヽ. V ハ''" "'!ノ 感じですね。以降はゆっくりスレでも度々同じ話題のループで ハ, )ヘ`ヽゝ、 ー=- 人| これ以上の進展はほとんど見られない状況が続きます… ,' ヽ. _V>ソ`; ー-r='i´/ 【NEXT】
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幻想郷の空をリリーが舞い、桜が咲き乱れ、鳥達が絶え間なくさえずっている。 そんなうららかな春の昼下がり。 20人あまりの少年達がただ広いだけの野原にやってきた。真っ先に彼らの目に止まったのは一組のゆっくりのカップルだった。 ゆっくり魔理沙とゆっくりアリスというかなり珍しい組み合わせのカップル。まだ年若いのかどちらもやや小ぶりだ。 大抵の魔理沙はゆっくりアリスが発情期になると見境なく自分を陵辱することを本能で理解しているので、アリスを避けようとするのだが、 アリスの性欲が他のアリスより希薄なのか、あるいは魔理沙の危機意識が他の魔理沙より低いのか、このカップルは今のところ順風満帆といった感じである。 「「ゆっくりしていってね!」」 少年達の気配に気付いたカップルは声をそろえてお約束のせりふを口にする。 警戒する様子は一切ない。普段から少年達と野原で遊んでいる二人にとって彼らは友達、いや時に捕食者であるゆっくりゃを追い払ってくれる頼もしい恩人達なのだから当然だろう。 だからこそ、このカップルはこんな隠れる場所もない野原でゆっくりしていられる。それほど少年達のことを信頼しているのだ。 「みんな、きょうもゆっくりしていってね!」 そう言いながら満面の笑みを浮かべ、顔だけしかない自身の体全体と弾力性のある皮を巧みに弾ませて少年達の下へ駆け寄ってきたのはゆっくり魔理沙。 最初から「いっしょにゆっくり」などと口にするのは自己中心的で傲慢で、人間や他のゆっくりを自分の居場所から追い払おうとすることの多い魔理沙種にしては珍しい。 一方のアリスも魔理沙のように一目散に飛び跳ねてくることはないが、あまりにも無防備な満面の笑みを浮かべながらゆっくりの名に相応しいゆったりとした動作でやってきた。 「きょうもゆっくりさせてあげてもいいわよ!」 一見すると上から目線ではあるが、これは妙にプライドの高いアリス種の特徴であって、本当に子供達を自分より下に見ているわけではない。 なんにせよ、この2匹が少年達を信頼していることを疑う余地はなさそうだ。 勿論、その信頼は少年達にだって伝わっている。 ある農家の末っ子の少年はアリスの偉そうな物言いに 「うわっ、こいつやっぱり生意気~」 と毒づきながらも、その表情はゆっくりたちにも負けない満面の笑み。 またある八百屋の少年は 「お前らに言われなくてもゆっくりするよ」 と魔理沙の頭(いや胴体か?)をなで、 狩猟で生計を立てる一家の次男坊は 「って言うか、いい加減森に帰れよ。俺達のいないときに襲われたら危ないよ?」 と、邪険にしながらも実は心配しているというツンデレぶりを発揮していた。 とにかく、ゆっくりのカップルは少年達が大好きで、少年達はゆっくりが大好きだった。 「ゆ?おにいさん、それなぁに?」 しばらく少年達と戯れていた魔理沙が彼らの持ってきたプラスチック製のボールの存在に気付いた。 すると、リーダー格の少年がそのボールを手に取り、誇らしげに掲げる。 「これはね、阿求さんからもらったサッカーみたいなちょっと激しい遊びでも僕達とゆっくりが一緒に楽しめるようになる道具だよ」 阿求というのは人里の要人で、可愛らしい少女である。 このリーダー格の少年は密かに彼女に好意を持っていたりするが、そんなことはどうでもいい。 「ゆ!本当に?魔理沙たちもいっしょにサッカーできるの?!」 その言葉に魔理沙もアリスも瞳を輝かせる。 当然ながらが激しいぶつかり合いを繰り広げる人間同士のサッカーにゆっくりが参加することなど不可能。 今まで少年達がサッカーを始めると疎外感を感じていた魔理沙達にとってこの知らせは非常に喜ばしいものだったのだろう。 「「ゆっくりサッカーしようね!」」 ボールの前で瞳を輝かせながら必死にサッカーを催促する2匹。 その視線に苦笑しながらも、リーダー格の少年はボールをふたに割ると、2つの半球の上にアリスと魔理沙を乗せる。 「よっ、と!」 2匹が半球の上に乗ったのを確認すると素早く、半球を閉じて球体に戻す。 それから、近所のゆっくり愛好家からもらったボールを保護するための空気穴のあいたゴムを手際よく被せる。 ちなみにこのゴムは真っ黒で内部の様子が一切分からないようになっている。 したがって、少年達には殆ど身動きが取れない状況に陥っている2匹の状態をうかがい知ることは出来ない。 それにこのボールは防音を重視した設計になっているので、口を押さえつけられまともに喋れないゆっくりの声なんて殆ど聞こえない。 しかし、少年達は日ごろ優しい阿求やゆっくりについて語りだすと止まらなくなる変だけどゆっくりが大好きな親切なお兄さんの「ゆっくりは振動を与えると喜ぶからボールの中に入れて蹴ってあげると良い」という言葉を信じて試合を開始した。 少年達はゆっくりが大好きなのと同様に阿求やお兄さんも大好きだから、彼らの言葉を疑うことなど微塵もなかった。 ところ変わってここは稗田邸のある一室。 「阿求様。こちらが先日注文していただいた妊娠ゆっくり用のゆっくりボールの試作品です」 そう言って、少女に大人のゆっくりとほぼ同じサイズのプラスチックボールを差し出したこれといった特徴のない男は幻想郷で1,2を争うゆっくり好き自称する変わり者。 「いつもありがとうございます。こちらがお代金と・・・わずかばかりではありますが、今後のゆっくりグッズ開発のための資金です」 プラスチックボールと引き換えに包みに入ったお金を差し出した彼女こそ人里の名家の当主、稗田阿求である。 「いえ、こちらこそ。いつも阿求様には助けていただいてばかりで・・・」 恐縮しながらも、もらえるものは遠慮なく懐にしまった男は思い出したように「説明書」と書かれた紙切れをボールのそばに置き、そそくさと稗田邸を後にした。 一人部屋に残された阿求は説明書を手に取り、そこに書かれた短い文章に目を通した。 『このボールには妊娠初期のゆっくりを入れてください。妊娠期の動きの鈍い母親を保護するほか、圧力で赤ちゃんが成長しにくくなり小ぶりになるため、母親は無痛で出産できます。』 人並みに常識のある人ならばこの説明書がいかに異常かすぐに理解できるだろう。しかし、阿求にとってはそれが良いのだ。 明らかに常軌を逸した思考のものが作ったそのグッズは、予想の斜め上を行く拷問道具として機能する。 彼が最初に作ったゆっくりボールは透明な箱にも劣らぬ閉塞感でゆっくり霊夢の心を、長きに渡る拘束があらゆる身体の機能を破壊しつくし、ボールから解き放っても身動き一つ取れない正真正銘の顔饅頭へと仕立て上げてしまった。 その次のペア用のゆっくりボールにはゆっくり魔理沙とゆっくりアリスを放り込んだ。そして自室に置いて気が向いたときに蹴り飛ばし、回して暇を潰した。 ボールに守られたゆっくりが殆ど怪我をしないのは腹立たしかったが、阿求はそのボールが気に入った。 蹴るたびに、回すたびに与えられる振動がアリスを欲情させ、同じボールに閉じ込められている魔理沙は内と外、双方からの脅威によって恐怖のどん底に陥れるのが非常に面白かった。 もっともそのボールは魔理沙とアリスが死んでしまった後に村の少年にあげたので、今は手元にないのだけれど。 思い出すだけで、稲妻で貫かれるような快感が全身を駆け巡る。 それから、ボールをあげた少年が可愛がっている野原に生息するゆっくりのカップルも魔理沙とアリスだと聞いたことを思い出して、頬を緩める。 今頃、信頼していた少年達に絶望を刻み付けられたゆっくり魔理沙は、少年達にどんな言葉を投げかけるのだろうか? 気がついたらパートナーを苦しめてしまっていたゆっくりアリスは、少年達にどんな態度をとるのだろうか? きっと魔理沙とアリスのことだから少年達の事情や気持ちなんてお構いなしに彼らを罵るのだろう。 ああ、可哀そうな少年達。ゆっくりのためを思ってやったことなのに、ただ私にだまされただけなのに。 きっと泣いて帰ってくるであろう少年達に涙ながらに訴えよう。「私はそんなつもりじゃなかった」って。 そうすれば、酷い言葉を投げかけたゆっくりなんかより、私のことを信用してくれるはず。 そしたら彼らにゆっくりの邪悪さと醜悪さを教えてあげて、それから皆でそのカップルゆっくりを殺しに行こう。 痛めつけて、痛めつけて、痛めつけて・・・虫の息になったところでこう囁こう。 「何も知らないこの子達をだましてあのボールを使わせたのは私なのよ?」って。 馬鹿だから意味が理解できないだろうか?それとも妙に情緒面だけ発達しているから暴言を吐いてしまったことを後悔するだろうか? それから、「あなた達のせいで彼らはゆっくり嫌いになった。きっと彼らにたくさんのゆっくりが殺されるわ」って囁いて、それから止めを刺そう。 想像するだけで、濡れてくる。 -----あとがき----- ゆっくりを虐待するシーンそのものは殆どなし。 ホスト規制まじぱねぇよ。ケータイまで規制喰らってやがる。 ゆっくりゃの依存の対象になっている咲夜さんがうざいと抜かす不届きものに、 むしろ、その依存はいじめられている最中において絶望の中の微かな希望も同然であり、ゆっくりゃの虐め甲斐は何もせずとも勝手に「咲夜が助けてくれる」という幻想をひとりでに抱いていることにある。 すなわち、勝手に裏切られた絶望を味わうことにあるのだから、我々は西瓜の甘みを引き立てる塩のような存在として咲夜さんを崇めるべきだ、とか 揺さぶられて感じているゆっくりアリスでフルボッキしちゃう、とか 色々語りたいことがあるというのに・・・ふぁーっく。 ボールに需要があるかなんて全く気にせず、思いつきとノリと勢いだけで素人が書いたものなので非常に読みづらいでしょうが、目を通していただけると幸いです。 このSSに感想を付ける
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概要ゆっくり茶番 ゲーム配信 言動野良パーティーに対する悪態 自演による擁護 生放送内にてフレンドいじめ(個別記事あり) 配慮に欠けたタイトル トラブルを起こした時の対応 罹患していると考えられる病気 概要 御尊顔 別名義 トーリス・ロリナイティス、本田菊 など ゆっくり動画製作者 モンスターハンター、マインクラフト、地球防衛軍などPvEのゲームを好む プレイスキルは低く、基本的に野良パーティやフレンドに頼って攻略していくスタイル game8の地雷掲示板から知られるようになった(現在は閉鎖済) ゆっくり茶番 茶番の時は立ち絵を並べるだけで動くことがほぼ無く、クオリティは低い キャラクターの背景ぐらい切り抜いてあげたらどうだろうか ゆっくり実況 ゲームの実況ではなく、ゲームと全く関係のないパーティー内の雑談などを垂れ流す動画 3日坊主のため、どの実況も序盤で終わっている。 ゲーム配信 前述の通りでソロプレイでの限界は早く他のプレイヤーに依存する形のため上達することもなく見ごたえはあまりない。 モンハンを例にした流れ 申し訳程度のダメージ ⇩ ⇧ 攻撃をもらう ⇧ ⇩ ⇧ ⇧ 回復 長時間安全な場所でウロウロして味方に押し付け 本人の貢献度基準は 微火力0死>>>高火力n死 となっているため 救援で代わりにタメージを出してもらっているにも関わらず、毒を吐く場面が見受けられる。 トップへ 言動 自分を棚に上げていくスタイルで批判される原因 野良パーティーに対する悪態 41 50~ このメンバー終わってんなぁ…だって閃光弾は無いわ、回復道具無いわ…せんこうだーーん!終わった… 自演による擁護 【集】ゆっくり暁 @0kd6ajatuki 親友に裏切られました その親友にツイートで公開処刑されました LINEの内容全部公開されてました 名前隠されていても自分だとわかる内容でした 私にも悪いところありましたが 一応何度も謝ったですが 許して貰えてません その親友とは十年以上の付き合いでした 堀尾聡史 @horiosa0928 返信先 @0kd6ajatukiさん 親友なのに晒すとかないわぁまじありえんそんなやつ親友じゃないよなぁ https //archive.vn/9HNHA 堀尾聡史 @horiosa0928 https //youtu.be/idkUtWLnDgU 集え戦士のモンハンうぷ主は暁ことトーリス………らしいぜ 12 17 PM - 25 Mar 2016 https //archive.is/v3Oz8 堀尾聡史 @horiosa0928 https //youtube.com/watch?v=vKC5RLK4Sn4 feature=youtube_gdata_player モンハンで暁担当です☆ 6 30 AM - 17 Sep 2013 https //archive.is/8jKMj 生放送内にてフレンドいじめ(個別記事あり) 問題の生放送、未だ当事者への謝罪は無し 詳しくは→生放送内でのイジメ配信 配慮に欠けたタイトル 台風19号 2019年10月12日午後7時頃より伊豆半島に上陸し、日本列島に多大な被害をもたらした台風で 数日前よりニュース等で危険性を報道されていた程の台風であり、備える人も多数いた程 そこにゆっくり暁本人が同日17 47より「台風19号美味しいよ モグモグ」というタイトルで配信を始めた 現在はタイトル変更済み 生放送→https //youtu.be/lHeH_SmXq5o 言論統制 自分に意見する人はブロック&削除、通報すると公言している。 「ゲームの音量が大きくて声が聞こえづらいです」「誤字してます」 などの意見は全部アンチとみなされ削除対象となる。 この頃は批評に対して素直に反省し次に活かすコメントも残している(2017/07/01) アンチを過剰に気にする姿勢は昔からの様子 トラブルを起こした時の対応 https //archive.is/xHt4R https //archive.is/9UQYj https //archive.is/kUn7F LINE、twitterブロック、ゲームフレンド削除 https //archive.is/bgkOd 追求されるとTwitter等で「迷惑かけて申し訳ございません」「自●します」 具体的に自分の何がどう悪かったのかはおそらく理解しておらず、トラブった肝心の相手とは話し合わない、謝らない。 自●や自傷を自身に対する批判を封殺するための武器にしている節があり批判の原因となっている その後新たにフレンドを集い、精神病ゆえに上記の行動を繰り返す。 トップへ 罹患していると考えられる病気 現在診断書等のはっきりしたソースは無し 魚拓『いままでの経緯と うつ病について 私が喧嘩や口悪い理由』 https //archive.is/Mhkjk 写っているオランザピン錠5mg「杏林」の効果・効能より 統合失調症 双極性障害(躁鬱) + ヤブ医者? 記憶喪失と自殺願望が激しい日々 記憶喪失のほうはうつ病 か 若者何とか?って病気の症状ににてた どちらにしろ ストレス 病院は28日に行くですが 前に、いったとき何ともないで返された気がするが https //archive.is/NtS2T 病院行きました 記憶無くなるわ、気分が落ちすぎて 大変なんですよねと伝えた 薬飲んでも戻らない お医者さんから回答 いつもの薬飲んで下さいね のみ ヤブ医者め https //archive.is/ZCm90 支離滅裂な言動 自分の意見を持てて発言できる人を排斥し、一人に対し多勢で戦争をけしかけようとした人間がリツイートする内容ではない。 記憶障害 ツイートに記憶がない、消えた等の発言が見られるが、別れたFさんの件を2年弱覚えていた事から疑惑が残る。 さらなる疑惑 4年近く前のドラゴンズドグマでの喧嘩を覚えている。 元? トップへ
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紅魔館の主、レミリア・スカーレット。 彼女が、ある日突然、幼女のような物体に変わってしまった。 新月の夜の幼女化などではない。 以前のような知性も無く、「うー」やら「うあうあ」と言っているだけの状態が幾日も続いていた。 何かの異変かと思い神社を訪ねたが、巫女はうるさい奴が来なくなってよかったわ、と言って関り合いになろうとしなかった。 そして、お嬢様付きのメイドである咲夜は、これからどうしたら良いかと散々迷った末、この状態のレミリアも甲斐甲斐しくお世話しようと試みた。 しかし、素の状態のレミリアの世話をする事とはずいぶん勝手が違った。 曰く 「お嬢様、おはようございます」 「……すぅー、すぅー」 「起きて下さい、お嬢様」 「う~? ま~だねる~」 と言って寝続ける。 咲夜が起こす前に起きている時といえば、ベッドから落ちてそのまま泣いていた時だけである。 曰く 「お嬢様、食事の用意が出来ました」 「うっ♪ う~、あうあう♪」 「お嬢様、食事の時間です」 食事に連れて行こうと、遊んでいるレミリアを抱きかかえるとまた泣き出す。 「ゆっくり遊ぼうね。グスッ。ゆっくり遊ぶのー!」 泣いているレミリアに、何とか食事をさせようとするがまったく食べない。 好物だった肉を口に運ぶと、好き嫌いする子供のように必死で口を結ぶ。 それならばと、デザートにと作っておいたケーキを出したところ、ピタリと泣き止み笑顔のまま完食した。 咲夜がこの数日お世話をして分かったことといえば、見た目通り中身も幼くなった事と、以前の記憶はまったく無くなっていた事くらいだろう。 その後、図書館へ来ていたアリスの人形達に目を輝かせていたのを見た咲夜が、パーティー用のきぐるみを着てみたところ何とか簡単な言うことは聞いてくれるようになった。 タンバリンやカスタネットを使えば更に効果が上がる、と咲夜は付け加えた。 その時パチェリーに、アリスの家はゆっくり達が集まってきて住んでいるから、根城が変わるまで暫くは図書館に住まわせる、と聞かされた。 二つ返事で了解し、椅子に突っ伏して眠っているアリスの為に、急いで小悪魔と一緒に残っていた司書室の掃除を始める咲夜。 紅魔館の中といっても、既にここはパチェリーの領域とかしている。 しかも当の主がこの状態では許可を求めてもどうしようもないだろう。 After half a year レミリアが変わってから半年ほどが経った。 以前はきちんととれていた統率が、半年の間に綻び始めていた。 原因は、今のレミリアにはまったく統率力が無い事、加えて今の彼女の言動が屋敷の庭でよく見かける二匹のそれにそっくりだという事。 この話題が咲夜の耳に入ると、直ぐに庭に居た二匹を捕獲した。 「「う~。 うっ~。お菓子うま~」」 もともと紅魔館の従者達には懐いていた二匹は、お菓子を持っていくと警戒することもなく近寄ってきた。 直ぐにでも殺してしまいたかったが、高く買い取ってくれますよ、と美鈴が話したことで、どうせならゆっくりと恐怖を味あわせてやった方がコイツららしいと思い、業者に売り飛ばす事にした。 二匹に後を着いてこさせ加工場まで連れてきた。 「れみりゃ種は十分成熟してますから、直ぐに発送用に加工できますよ」 と聞いた咲夜はその様子を見学させてもらった。 好奇心旺盛なれみりゃは、知らない職員に抱きかかえられていてもご機嫌だった。 「う~、う~。さんぽっ あうあう」 以前、従者が散歩に連れて行ったのだろう、今回も散歩だと思っているようだ。 「う~?」 今まで見たことの無い一室に連れてこられたれみりゃ、瞳はキラキラと輝いている。 「ご存知の通り、れみりゃ種は他と違ってそのまま食すことの出来る種類です。しかし、食べることのできない部分も有りますのでここで出荷前にその部分を処理しているんです」 咲夜への説明が終わると、職員達は備え付けの台の上にゆっくりを固定していく。 「う~♪ う~? うーーー!!!」 懸命に、固定を外そうとするゆっくりれみりゃ。 元々わがままなゆっくりの、他の種類よりわがままな性格の上、紅魔館の庭で何一つ苦労せずにもてはやされていたのだ、突然拘束されるなどとは思わなかったのだろう。 「まずは帽子をとります」 おそらく加工担当のものだろう全身を真っ白な白衣で覆った職員が帽子を取る。 「うー! れみりゃのぼうし!! かえして!!! かえして!!!」 「この帽子は、現在飼育中のゆっくり達の予備の他に、ペットとして飼われているゆっくり達用に、加工して販売もされています」 そう言って、男はアレンジされた帽子を咲夜に見せた。 確かに可愛らしい帽子だと、咲夜は思った。 「次は、羽です」 羽、と聞いてそれまで強気だったれみりゃの体がビクっと震えた。 更に激しく暴れるが、拘束が解ける様子はまったくない。 「ざくや!!! わるいひどがらだずげでよー。これをはずじでよー」 根元から羽が切り落とされると、まるでそこにスタミナが有ったかのようにぐったりとするれみりゃ。 「最後は歯です。目も食べることは出来ませんが、長年の研究で目を落とすと鮮度と味が格段に落ちるんですよ」 ぐったりとしているれみりゃ、すでに抵抗する気も無いのだろう。 なすがままに、職員達が慣れた手つきで歯を抜いていく。 その後、表面の皮を汚れをゆっくりお湯で体を洗われ、最後に別のお湯につけてかすを流して木箱に詰められる。 内側に特殊な加工がしてあり、中でれみりゃが動けないようになっているらしい。 「あとはこのまま商店に発送されます。手間がかかりますので一週間に十五匹程度になってしまいますが」 味は最高です。と自信を豪語する男に相槌を打ちながら木箱をみる。 ある程度回復したらしく、出して、としきりに騒いでいるようだ。 「あの声が大きいかどうかで値段が変わるんですよ、この大きさですと結構な高値がつきますよ」 もとからそんな事に興味が無い咲夜は適当に相槌をうち、代金を貰って帰路を急いだ。 ちなみに、ゆっくりフランも、既に出荷できる状態だった。 咲夜と一緒に、最初はげらげらと、れみりゃの様子を笑いながら見ていたが、自分が拘束されると、同じように泣き始めていた。 紅魔館に戻ってきた咲夜は、珍しくきちんと門番をしていた美鈴に、紅魔館からすれば二束三文しかない代金を渡して中に入る。 出て行くときよりも晴れやかな顔つきだ。 少なくとも、これでゆっくりと同一視されることはない、確かな確証がその顔から見て取れた。 そんな気持ちで玄関をくぐった咲夜が見たのは、壁一面に施された落書きだった。 ホール全体を、赤や黄色ので埋め尽くした落書き、どうやらクレヨンで描かれたようだ。 おそらくは今朝、家を出る前に遊んでもらいたそうにじゃれ付いてきたレミリアに、与えたクレヨンだろう。 ちょうど近くを通りかかったメイドに聞くと、予想通りの返答が返ってきた。 「だったら、なんで直ぐ消さないの」 「そ、それが、消そうとするとアイt、いっ、いえレミリア様が怒り出して……」 とりあえず掃除用具を持ってこさせ、後は私が消すからと言ってメイドと別れる。 最初は廊下からと、いざ落書きを消そうとモップに力を込めた時。 「ぎゃお~、たべちゃうぞ~♪」 パーティー用のきぐるみを着たレミリアだった。 最近は帽子だけでも言うことは聞くようになったのだが、本人はいたくあのきぐるみを気に入ったらしい。 ことあるごとに、着ているのをよく見かける。 もっとも、それを脱がすのは咲夜の仕事なのだが。 「お嬢様。申し訳ありませんが、お遊びは掃除が終わるまで待ってもらえませんか?」 そう言って、再度モップに力を込める。 「うー!!! 消しちゃダメ~」 そう言って咲夜の足にしがみ付くが、力が弱いの上に、きぐるみを着ている所為で、簡単に振りほどかれてしまう。 「だめです。いいですかお嬢様、クレヨンで描いていいのは紙の上だけですよ、壁や廊下に描いてはいけません」 「だめーー!!! たべちゃうぞ!!!」 なんども足にしがみ付いてくる。 どうやらお説教を聞く気はまったく無いらしい。 「お嬢様、ですからクレヨンは、……」 「だーめー!!!」 体重をかけてのタックル、不意をつかれてバランスを崩した咲夜は、そのまま前方に倒れてしまう。 目の前には水がたっぷりと入ったバケツが有った……。 バッシャーン 「……」 「うっう~♪」 全身水だらけで、頭にバケツの帽子をかぶる咲夜。 そして、その姿が面白いのか、楽しそうに笑うレミリア。 「っ」 服が濡れた事など気にせず、どこかに走り去ってしまう咲夜。 「う~♪ う~。がぁお~、た~べちゃうぞ~!!」 残されたレミリアは、自分の描いた落書きを守れて嬉しいのか、たどたどしいながらも、一人で踊り始めた。 「うっ、う~♪ うあうあ」 「う~、あうあう♪ う~う~」 「あうあう♪ う~♪ う~♪」 本人的に、その踊りが一段と盛り上がってきたの時、突然、轟音とともに扉が砕け散った。 勢いで尻餅をつくレミリア。 「ごきげんよう。お・ね・え・さ・ま! ……どうしたの、びっくりした顔しちゃって?」 唖然とレミリアの顔に微笑を向けながら、彼女の妹、フランドール・スカーレットが尋ねる。 「う~? がぁお~! た~べちゃ! う~!?」 他の従者と同じように、驚かそうと両手をあげたレミリア。 だが、気が付いた時には襟元を掴まれ、空中に浮かび上がっていた。 今の状態になってから、レミリアは、せいぜい2m程度しか飛べなくなっていた。 それも、二秒ほどで力尽きる。 「まさか、半年も屋敷内にさえ出られないと思ってたら、お姉様がこんな事になっているなんて思わなかったわ。でも、ダメじゃないお姉様、こんなに悪戯したら」 フランが余っている左手でレミリアの頬を軽く叩く。 その瞳は、どこか狂気じみていた。 一方、何が起こったのか、分からなかったレミリアだが、一呼吸の間を置いてようやく泣き始めた。 「う~、う~」 殆ど痛みは無かったが、今までは、泣けば咲夜が助けに来てくれた。 ためか、涙は流していても、どうにもワザとらしい、大げさな泣き方だ。 「お嬢様、どうかなさいましたか」 「ぶ~!ぶ~」 予想通りに来た咲夜を見て、フランドールを指差すレミリア。 既に涙は止まっていた。 口を窄めて、フランを非難するような顔を、咲夜に向けている。 「咲夜? お姉さまが悪戯してたからしかっただけだよ。……コレ、うるさいから部屋に連れてって頂戴」 「畏まりました」 「さぁ、お部屋にお連れいたします。レミリア様」 咲夜に抱きかかえられたレミリアは、しきりに声を上げてフランを指差すが、その訴えは聞き届けられずに部屋まで連れて行かれた。 「では、私はお嬢様の所に戻りますので、着替えは自分でなさって下さい」 お休みなさいませ、といいながら扉に鍵を閉める。 彼女のベッドに彼女のタンス、彼女の部屋のもの全てが有る。 無いものは壁だった。 時間を止めたのであろう咲夜は、短時間でレミリアの部屋とフランドールの部屋を入れ替えてしまったようだ。 こんな重労働を意とも簡単にこなすあたり、さすがは紅魔館のメイド長という所だろうか。 もっとも、今回ばかりは彼女でも根を上げた。 というよりもレミリアが変わった日から、彼女は殆ど惰性で世話をし続けていただけである。 それも、先ほどの出来事で終わりを告げた、それだけの事だ。 さて、部屋に取り残されたレミリア。 以前でさえ、自分で着替えなど殆どしたことが無いのだ。 まして、今の状態では、当然着替えは無理だろう。 「うー! ぇぐ。 うー!」 やはり、着替えるどころか、泣きながらドアを叩きまくるレミリア。 その顔は先ほどまでの余裕のある泣き顔ではなく、まさに必死の形相だった。 どの位そうしていたのだろうか。そのまま、レミリアは泣きつかれて眠ってしまった。 舞台を、元レミリアの部屋に移す。 「ここが私の新しい部屋ね。……でも、本当に良かったの咲夜? 私はまだ感情が上手くコントロールできないかもしれないし、世間の事も余り知らないのに……」 「いいえそれは違います、フランドールお嬢様。今、レミリアさまのままでは、紅魔館全体が危機に瀕する事は明確でした。それに、最近のお嬢様は以前とは比べても、随分と落ち着いていらっしゃいます。その証拠に、メイドの間では、今は自ら進んでお食事を運びたいと言うものも多いんですよ。もし、暴れたら私とパチュリーさまが止めればいいだけですから」 「……そっか。うん、ありがとう咲夜。そしてこれからもよろしくね」 そして、紅魔館は劇的に変わった。 主が変わっただけであるが。 それでも、それは、紅魔館の雰囲気を変えるのには十分だった。 今の紅魔館は、以前よりも穏やかだった。 フランは、主となってからは、従者に無理難題を吹っかけるような事はしなかった。 最近は、勉強がてら、図書館でよく小悪魔と楽しく話している。 周りから見れば歳の離れた姉妹のようだ。 地下での、監禁生活が長かったフランだ、自然と本を読む事が多かったのだろう。 来てはお茶を飲むばかりのレミリアと違って、図書館というものをよく利用している。 おかげで図書館の予算も随分増えたらしい。 一方のレミリアは、主の座から外れたばかりか、今や紅魔館での地位も最底辺に位置し、今話題に出る時の呼ばれ方といえば、『ゆっくり』か『れみりゃ』のどちらかだった。 初めは、紅魔館の恥だから監禁しろ、という激しい意見もあったが、パチュリーと小悪魔が自分達がきちんと面倒をみると名乗り出てそれは回避された。 何よりも、フラン自身がその辛さを判っていたためだ。 地下に移ってから二日後、二人が初めてゆっくりれみりの部屋を訪れた時のことだ。 さんざん暴れたのか、モノが散乱する部屋のベッドで、れみりゃはきぐるみを着たまま泣いていた。 汗を吸って、着心地が悪くなった服とシャツを乱雑に脱ぎ捨て、ドロワーズだけでも蒸れるきぐるみを着ていた。 ほぼ、裸に直接気ぐるみを着ていたため、肌は擦り剥いた様に赤く傷つき、所々汗疹が出来ていた。 こういう事になれていないパチュリーは、荒れたままだと衛生的ではないと思い、まずは暖かいお風呂に入れてやった。 「うぎゃー! いだいー!! でるー! だじでー」 絶叫しながら風呂から出ようとするれみりゃを、魔法で拘束してじっくりと湯に浸からせる。 「い゛だい゛ー!!! い゛だい゛よ゛ーざぐや゛ー!! だずげて゛ざく゛や゛ー!!!」 一人でいたのが余程寂しかった様で、しきりに(皆と)居たいと叫んでいるれみりゃに、パチェリーは涙を浮かべる。 近くで石鹸などを準備していた小悪魔は、パチェリーの行動におかしなところがあるのか、はたまたその勘違いに気付いているのか、ニコニコと微笑んでいた。 いったん浴槽から出して、小悪魔がゴッシゴッシと力をいっぱいに込めてれみりゃを洗い、またお湯に浸からせる。 今度は、湯冷めしないように暖かくしてたっぷり浸からせた。 れみりゃは、嗚咽混じりになってなお、絶叫し続けていた。 「これは、肌を清潔にしていないと聞かないの。だからさっきはちょっとだけ痛くしちゃったの」 ごめんね。 とうそか本当か知らない理由をれみりゃに聞かせ、回復魔法をかける。 ちなみに、れみりゃは肌が回復すると、あっさり信じた。 服を着せ、食事を与えた。 もちろん食事はお菓子の類だが。 着たがっていたので代えのきぐるみを着せ、外はまだ日が照っているので図書館に連れてきた。 「はい、お菓子ですよー。それじゃあ、今からこのご本を読みますね」 れみりゃの世話をする小悪魔。 こういうことが苦手なパチュリーには、汚れた服を洗濯室に持っていって貰っている 図書館に入ると、すぐ本に興味心身で悪戯しようとしていたが、すかさず出されたお菓子と絵本で、すっかりその気もなくした様であった。 「あっ、お帰りなさい。パチュリーさm」 小悪魔が持っていた絵本が床に落ちる。 れみりゃは自分で拾い上げて、絵だけを追っていた。 「パチュリーさま、それ……」 「……気にしないで、ちょっとふらふらしてメイドとぶつかっただけよ」 「だって……」 「大丈夫だから」 ちょっと着替えてくるわ、レミィをお願いね。 と言い残して自分の部屋の方へ消えていった、後には、どう考えてもカップ一杯の紅茶をかぶったとは思えないほど、濡れている床が残っていた。 「う~!!! 読みおわった~!!!」 笑顔で小悪魔に話しかけるれみりゃ。 「……ぁ、はい。ぇと、それじゃあ、こっちの絵本はどうですか?」 ちょうど、休憩にでてきたアリスとかち合ったらしく、なにやら騒ぐ声が聞こえる、暫くすると、着替えを手伝うといって部屋に入っていった。 小悪魔に、心当たりが無いわけではない。 元々、レミリアの無理難題にメイド達は困っていた、だからこそ監禁しろ等という意見が大っぴらに出てきたのだ。 それが叶わなかった事が、特に反抗心の強いメイド達には気に入らなかったのだろう。 せっかく監禁されると思っていたれみりゃがまだ館内を自由に歩いているのだから。 先ほど、地下から図書館に来る際にもそうだった。 「がぁお~♪た~べちゃうぞ~♪」 以前の調子に戻って、メイドたちに悪戯をしていた。 フランに叩かれたことに懲りていないのか、、メイドにだったら良いとまだ思っているのか。 その中でも、タックルの拍子に運んでいた紅茶をこぼしてしまったメイドがいた。 その、反抗心が強いメイドが、休憩がてら仲間と愚痴ろうと思って運んでいた紅茶だった。 パチェリーと小悪魔は直ぐに謝ったが、れみりゃは笑ったままだった。 すぐに、騒ぎを聞きつけたフランに叩かれて、泣きながら謝った。 ついでに、今は紅魔館で一番下の身分にいることも教えてみたが、どうやらそれはいまいち理解できなかったようだ。 小悪魔に用意させた紅茶を、受け取って仲間のもとへ急いだ彼女は、直ぐに仲間と相談した。 そこで出された結論は、 あの二人さえ諦めれば監禁されるのではないか? 二人が辛い目にあえば見かねたフランドール様が監禁してくれるのではないか? というものだった。 それが先ほどのパチュリーである。 ちなみに、ぶつかったのではなく、上からかけられたが正解である。 いくら力の有る魔女でも、魔力のまったく出ない方法では、避けることはできないらしい。 次の日の標的は、小悪魔だった。 図書館の給湯室に有る茶葉が無くなったので、厨房に貰いに行った帰り、中から不審な音がする缶を開けてみたら、大量のコックローチが入っていた。 思わず缶を落としてしまった拍子に、それが床にわらわらと這い出てきた。 「害虫は退治しないとね」 たまたま居合わせたメイドが、そう言いながら、小悪魔もろとも消毒液をかけてきた。 「小悪魔さん、害虫のお掃除はお願いしますね」 びしょびしょになりながら呆然とする小悪魔に向かって、そう言うと笑いながら行ってしまった。 大量のコックローチの死骸を、事務的に片付ける小悪魔の顔は、泣いてはいなかった。 それはもう、楽しそうに笑っていた。 日に日に、二人へのイジメは激しさを増していった。 食事の中に大量の虫が入っていたり、服が絵の具でべったりになっていたりもした。 それでも、二人は甲斐甲斐しく、れみりゃの世話を続けた。 「レミィは友達だもの、だから、あたしが面倒をみるわ。それと、フランや咲夜にも知らせないでいいわ、余計な心配をかけさせたくないから」 メイド達が心配になって声をかけても、そう言って世話を止めようとはしなかった。 しかし、それから数ヵ月後。 ちょうどアリスが来て一年ほどたったある日、とうとう二人に対してのイジメのことがフランの耳に入った。 直ぐに、フランはイジメの主犯格のメイドを捕まえこの場で消滅させようとした。 しかし、泣きながらパチュリーに止められた。 「……もう、レミィの記憶は無いのかも知れない、私の事も覚えていないのかもしれない。でも、それでもレミィの事は放っておけないの。」 小悪魔の胸に顔を埋めて泣きじゃくるパチェリー。 「……ねぇ、パチェリー。お姉さま……、ううん、これがゆっくりれみりゃと同じ様な生き物なら、自然に帰してあげない。勿論、すぐ適応するのは無理だろうけど、最初のうちは食事を持っていっても良いし、森にはゆっくり達も大勢いるし、……ふっ、服が汚れたらもって言っても……」 重苦しい空気の中、フランが口を開く。 次第に涙で、その声が擦れていく。 「だって、パチェリーや小悪魔がこんな事になってるなんて。お姉さまが私を閉じ込めてた時も、気が触れているって言われてた時も、二人は優しく接してくれたのに、何で……」 再び訪れた無言の時。 そのまま時間が、とまった様に過ぎていく。 「……そうね、フラン。私も、吸血鬼としてのレミィとしか考えて無かったわ。思えば、ゆっくりになったのなら、それに合った生活をさせてあげるべきよね」 「じゃ、じゃあ」 「ただし、最初は本当に仲が合うかどうか、確かめてからにして。レミィが一人ぼっちになるのは見ていて辛いから……」 「う、うん。わかったパチェリー。咲夜、何か良い方法はない?」 「それでしたら、以前訪ねたゆっくり加工場で、ゆっくりペットの預かりサービスを始めたそうです。そこへ数日預けてみてはどうですか?」 主の問いに直ぐに答える、まさに完璧な従者である。 「さすが、咲夜ね。……でパチェリー達もこれで同かしら?」 「ええ、判ったわ。レミィは私達が連れて行くから。それでいいかしら? 」 誰も異論はなかった。 今、紅魔館でれみりゃが一番懐いているのはこの二人だ。他の者にも人懐っこくじゃれつくが、いざ一緒に行くとなると言うことはきかないだろう。 「じゃあ明日、連れて行ってみるわ。そのついでにアリスの家の様子も見てくるから。彼女、人形の修理大体終わったから。それと……」 彼女達に、厳しい罰は与えないで、と言い残して扉の奥に消えていった二人。明日の準備をするのだろう。 「……さてと、ああ言ってたしね。とりあえず、あなた達は全員クビよ、それ以外の懲罰はしない。少ないけど退職金も払ってあげる」 咲夜、後はよろしく。と言い残して部屋を去るフラン。 この数ヶ月で随分と主らしくなってきたようだ。 翌日はどんよりとした曇り空だった。 どうやら近いうちに嵐が来るようだ。 お気に入りのきぐるみを、背負っているリュックに入れたおかげで、よたよたしているれみりゃ。 その手を引いたパチェリーは、一応日傘をもった、小悪魔にそんな事を呟きながら屋敷を出た。 やはり、以前は天敵だった日光の中でも平気なれみりゃは、もう吸血鬼ではないのだろう。 ゆっくりれみりゃ種も、日光には耐性が合った。 しかし、長時間当たると酷い日焼けが起こる、とも聞く。 外に出たれみりゃは、辺りを駆け回ろうとしたが、直ぐにパチェリーに手を引かれ戻された。 れみりゃを小悪魔に抱えさせて空を飛んでいく。 当の本人は、空を飛んでいるのが嬉しいようで、ずいぶんご機嫌だった。 加工場に着くと、連絡してあった通りすぐに職員の年配の男に会えた。 「こちらの空き部屋を準備いたしました。片側に檻が四つ、利用は二つとの事でしたが生憎二つの部屋は今、繁殖に使って空きがないんですよ」 「それなら仕方がないですね、パチュリーさま」 抱きかかえていたれみりゃを、檻の中にを入れながらパチュリーに訪ねる小悪魔。 ついでに、一人で取れないようだったリュックも外してやる。 れみりゃは始めてみる場所に興奮していた。 中でも、二メートル程の高さにあるはめ込み式の採光窓に興味深々のようだ。 少しくらいなら飛べる彼女は、外枠まで飛んでそこを手で掴んで外を見ていた。 「そうね」 ガチャン。遅れてきた別の職員がと鍵をかける音にかぶって聞こえるパチュリーの声。 音に気が着いて首を捻る。 何の音なのか分からない、れみりゃだったが、さらに一人、知らない人がいるのを見つけると、床に戻ってリュックを開け始めた。 中から出した気ぐるみを、四苦八苦しながらなんとか着て。 「ぎゃお~、た~べちゃうぞ~!!!」 お決まりの文句を、叫ぶれみりゃ。 「でも、ここでいいんですか? わが社の系列のペットホテルなら、村をはさんで反対側に有りますが」 「いいえ、ここで大丈夫です。それより以前の契約のことでお話が……」 「あぁ、それでしたらこちらの部屋で」 何の反応も示さない職員とパチェリー達。 れみりゃを残し、部屋を去ろうとしている。 「う~♪ ぅう? う~?」 後を着いて行こうと、檻を開けようとしたが開かない。 既にパチュリー達は、出口にまでさしかかっていた。 「うー。 まっで~!まっで~!!!」 必死に泣き叫んだのが効いたのか、小悪魔が小走りでこちらに向かってくる。 「ごめんなさい、レミリア様。すっかり忘れてました」 てへっ、と小悪魔っぽく笑う。 つられて、れみりゃも涙顔で笑う。 「ぶ~。わすれると、た~べちゃうぞ~!!!」 そう言って、抱っこをねだる様に両手を差し出す。 「はい。どーぞ」 笑顔の小悪魔から渡されたのは、大きなペロペロキャンディー。 お菓子を渡されみりゃは、嬉しそうに両手で掴んで舐め始める。 「う~♪ キャンデ~おいちぃ」 「それじゃあレミリア様、また後日お会いしましょう」 手を振って、小走りで駆けて行く小悪魔、他の人は既に部屋からでていた。 バタン。 小悪魔が部屋から出ると同時に扉が閉められた。 部屋の廊下の電気も消された。 「う~? !!!」 檻を激しく揺らす。 それでも、お菓子が大事なのか。片方の手でお菓子、もう片方の手で檻を揺らす、という格好だ。 もちろん、見た目相応の力しかないれみりゃでは、檻はビクともしない。 そのうち、キャンディーを放り投げ両手で試すが、結果は同じだった。 「うー。も゛どっでぎでー。う゛ー、う゛ー」 激しい泣き声、だがこの工場では、日ごろからよく耳にする声だった。 その頃、アリス宅を訪れたパチェリー達は、寝ている三人を起こさないように魔法をかけ、家の中に入っていった。 予定通り、入るのは自由だが出ることは出来ない、簡単な捕獲魔法をかけた。 その後、眠っている三匹を加工場まで運び、れみりゃがいる部屋の一番奥の檻に入れ、その日は仮眠室で睡眠をとった。 ちなみに、れみりゃは既に泣きつかれて眠っていた。 泣きながら、きぐるみを抱きしめてそのまま眠ったらしい。 まるで、以前までその気ぐるみを着ている人に抱きつくように。 翌日、小悪魔は別な仕事があると言って出かけてしまった。 なので、今朝はパチェリー一人で、仕事に取り掛かった。 ゆっくり魔理沙の友達に、明日から嵐だから皆を誘って、ゆっくり魔理沙達の家の避難したほうがいい、と言って回った。 アリスの家に着き、姿を消して様子を見ると、ゆっくり魔理沙に味方をした様々なゆっくり達が、食べ物や酒や氷、時には薬を持ち寄ってアリスの家に入っていった。 入る前から、何かを食べているようなゆっくりも何匹かいた。 それを暫く眺めた後、その場所を後にしたパチュリーは、紅魔館に戻る前もう一度れみりゃの元を訪れた。 パチェリーを見たれみりゃは、泣き顔を無理やり笑顔にして、帰る帰ると喜んでいた。 いそいで、きぐるみを着始めるみりゃ。 「いい子にしてたら迎えに来るわ、それと食べ物はちゃんと食べること」 それだけ言って、その場を後にした。 きぐるみを着終えて、必死にリュックを背負おうとしていたれみりゃの顔は、また泣き顔になった。 紅魔館に戻り、一緒に紅茶を飲んでいたフランとアリスに、れみりゃを預けてきた事を伝え、ついでに、ゆっくり達も殆どいなくなってた、と伝えると。 「そう、人形も直ったしちょうどいいわ」 今までありがとう、と咲夜に言ってから図書館へ戻った。 蓬莱と、修復された上海人形が付いて行く。 小悪魔が、それじゃあ明後日お別れパーティーをしましょうと提案すると、フランも咲夜も二つ返事で賛成した。 原因には、ここ一年間、パーティーらしいパーティーをしていなかったことも有るだろう。 図書館に戻る際、小悪魔は思い出したように、フランにお金の入った袋を渡した。 お金の料は先日クビにした分全員の退職金と同額。 「最近、蟲に襲われたモノがいるらしいですよ」 と咲夜。 「熱湯を被って、死んだモノもいたわ」 去り際に、パチュリーが呟いた。 所変わって加工場。 「う~~♪」 着ぐるみ正面に付けられた大きなポケットから、紅魔館特製のパイ、丸ごと一個を取り出すれみりゃ。 出かける前、咲夜が渡してくれたパイだ。 「う~、しゃくやのぱ~い」 少しつぶれてはいるが、つぶれていてもおいしそうなパイ。 パチュリーが出て行ってずっと、泣いていてから、お腹が減ったれみりゃ。 まわりに、散らばっているお菓子はここで与えられた食事だが、どれも一口食べて投げ捨ててしまった。 つまり、昨日から殆ど何も食べてない。 自分の顔ほどもある大きなパイを両手で持って一かじりしようとした時。 「おや、お嬢ちゃんおいしそうなの食べているね」 朝食にキャンディーを持ってきた若い男だった。 「う~う~!!!」 手を後ろに回し、パイを隠す。 「大丈夫、とらないよ。そんなに美味しいのかいそれ?」 「う~♪ う~♪ しゃくやのぱい、おいし~」 勢いよく首を縦に振る、首を倒すたびに、ぶかぶかのきぐるみにの頭部が顔まですっぽりかぶさるのも気にしないで。 「そうかい。……その前、ちょっと一緒においで。預けられた時に、他のゆっくりを紹介して欲しいって、頼まれてたの忘れてたよ」 鍵を開けて、きぐるみを脱がせてから抱きかかえる。 「う~。 おでかけおでかけ~」 トイレ以外で、出されるのが初めてなれみりゃは、空腹を一時忘れて、始終はしゃいでいた。 到着した扉の先には、たくさんのゆっくりたちが檻に入っていた。 「お友達?お友達?ゆっくりしていってね!!!」 ここで繁殖したものなのだろう、檻に閉じ込められていても殆ど気にしていない。 「う~?」 「君と同じゆっくりだよ。お前さんもこいつらと同じ仲間だ。」 「う~!ゆっくり、ゆっくり♪」 檻の前まで行って、一緒にゆっくりと叫びながら踊るれみりゃ。 張り切りすぎて何度か顔から転んだが、ゆっくり達に励まされて泣きもせずに踊っていた。 自分と同じ仲間と話せたのが、よほど嬉しかったのだろう。 「そろそろ戻ろうか」 「また、ゆっくりしようね!!!」 「う~♪ ゆっくりするする!!!」 元気よく挨拶して部屋をでる。 自分の檻に着いた時。 きぐるみの上に置いてあったパイを見て、食べる直前に連れて行かれたことを思い出した。 「しゃくやのぱ~い、はやくあけて、あけて」 急かされながら檻を空ける職員。 そして、中に入ってれみりゃを降ろすと、彼女より先にパイをとって帰っていこうとした。 しかし、返して、お腹減ったと、れみりゃが必死にしがみ付いてきたので、イチゴしか食べていないショートケーキを放り込んで。 「ここでは、勝手に自分の物を食べちゃダメだよ」 そう言って、頬を動かし水飲ませて、れみりゃに無理やり食べさせて、帰っていった。 咲夜のパイを取られたれみりゃは、また大声で泣いた。 となりから、ゆっくり、と楽しそうな声が聞こえて、さびしくなって更に泣いた。 しかし、今度はお腹が膨れた事も手伝って、割と早く寝てしまった。 また、きぐるみを抱いて。 翌日は、トイレに連れて行かれる以外何も無かった。 お気に入りのきぐるみを着ても、元気が出なかった。 夕方になって、お腹がすいたので、散らばっている中から、小悪魔からもらった、ペロペロキャンディーを見つけてなめる。 お腹は殆ど膨れなかった気を、紛らわせるように、今日はきぐるみを着て眠った。 翌日、れみりゃより早く起きたパチュリー達は、アリス家の補修を手伝うついでに泊まってくる、と言って、三人で紅魔館を出発した。 「そういえば、フランも言っていたけど、昨日のパーティーで出たお肉、すごく美味しかったわ。小悪魔が、準備して調理したって聞いたんだけど?」 「はい、色々をお世話になったので、美味しく調理して差し上げようと思いまして。特に下ごしらえが大変でした」 ニコリと笑う小悪魔。 よほど、褒められたのが嬉しかったのだろう。パチュリーに対しての悪戯が、成功した時のような満面の笑みを浮かべていた。 アリスの家に行く前に、加工場に立ち寄る。 手筈通り、一旦小悪魔に屋敷に戻らせる。 「う! う~!う~!」 パチュリーを見つけたれみりゃが、必死で声をかける。 しかし、それを素通りして、すぐアリスと見に行ったのは、奥の檻だった。 「そうね」 とだけ口にして、パチュリーと小悪魔は直ぐに別の檻、れみりゃが入っている檻の前に立つ。 「う~♪ う~♪」 迎えに来た、と思ったれみりゃは急いで、きぐるみを着て檻の前に近づく。 リュックを片手で持ち、もう片方の手で勢いよく檻をゆらす。 希望通り、直ぐに鍵が開いた。 勢いよく、パチェリーに抱きついた。 「れみ☆りゃ☆う~♪」 そして、あのふてぶてしい笑顔で喋るれみりゃ。 「だめじゃないレミィ、食べ物をこんなに散らかして。それにこんなに残して」 悪い子ね、と耳元で呟くパチュリー。 ふと、隣を見ると、アリスがゆっくり達の卸し価格を話していた、どうやらかなり高額で取引されたようだ。 「あぅ、あぅ。……れみりゃゆっくりじでだよ! いいごにじでだよ!!!」 また檻に入れられる。 そう思ったのか、目に大量の涙を浮かべながら、必死に説明するれみりゃ。 「大丈夫よ、またここに入れたりはしないわ」 優しく、パチュリーは言う。 れみりゃ、もこれで安堵したようだ。 「まぁ、今まで屋敷で食べていたお菓子に比べたら味は落ちるでしょうけど、これからはこれで我慢しなくちゃいけないのよ。……レミィ」 ぽつりと独り言の様に言うパチェリー、それに反論するアリス、言われた意味が分かっていないれみりゃ、がそこに居た。 一方、紅魔館。 「フランドール様」 「あっ、小悪魔。加工場から戻ってきたの?」 「はい」 「それで、あのゆっくりれみりゃはどうだった?」 「はい♪ 他のゆっくりたちと仲良く遊んでおりました。ですので、寂しくて辛いですが、森に放す事にしました♪」 今回の一番の張本人がそこにいた。 please wait next story
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※幻想郷はすでに外界(特に日本アルプスの近く)にさらされているとの設定でお読みください。 ※他の人の設定・パロディが多いです。そういうの嫌いな人注意。 「こんにちは。ゆっくりしていってください。」 その図書館の主、ゆっくりぱちゅりーが言った。 祖父いわく、今はゆっくり種と共生を始めて100年がたつという。 祖父は「あんな害獣と共生?駆逐の間違いじゃないのか?」とも言った。 さて、ゆっくり種は基本山中に住んでいる。 そのことについても祖父は「きっと人間を殺そうとしてんだよ」という。 祖父は、現役の農夫だったころゆっくりの駆逐を成功させたメンバーの一人であった。 幻想郷の人里にはゆっくりがいなくなった。 森にも川にもいない。ゆっくりは絶滅した。 そう思っているときに日本政府が「ゆっくりとの共生」を政策として打ち出したせいで祖父はキレてしまったのだ。 ちなみにゆっくりを1匹殺したせいで祖父は監獄生活を謳歌している。 「…そんな矛盾があったんだけど、そのことについての本はありませんか?」 私はゆっくりぱちゅりーに尋ねる。 「ああ、でしたらこの本がいいでしょう。差し上げますよ。手書きの原稿ですから読めないかもしれませんけど…」 彼女は主に人向けのゆっくりについての本を書くことで生計を立てている。 図書館には彼女の本で2棚埋まっている。3年くらいしか物書きはやってないらしいが、この量を書けるとは。 きっとその金がだぶついた部分を彼女以外の本の購入に当てているのだろう。献身精神がうらやましい。 …話がずれたが、その原稿は彼女の最新の本、「ゆっくりの歴史」の原稿だった。 「ありがとう。あとこの二冊借りていきますね。」 手早く手続きを済ませ、我が家に帰っていく。 「…さて、次の本は久しぶりに恋愛小説で…」 去り際に聞こえた彼女のハスキーな声で、彼女がどういう内容で書くかは大体想像できた。 せっかくもらったんだ。脳内の矛盾をただすために読むんじゃなくてゆっくりを理解するために「読破」するんだ! そう思って私は寝ころびながら丸い文字に目を通し始めた。 {~第一章 魔法の森のゆっくり~ 私は伝聞でしか知らないが、魔法の森はゆっくりのすみかにちょうど良かったらしい。 山の上で生まれ、山で育った私たちとその祖先には理解もできない話だが。 さて、代々私の家系に著書のネタを持ってきてくれたきめぇ丸(126)さんによると、 「森は強権者が独裁する地域だった」そうである。 彼女は新聞屋をやっていたので、このことは山のゆっくりにはすぐ伝わった。 この本の執筆に関して、きめぇ丸さんに当時の記事をいただいたので、ご厚意に甘えて載せさせていただく。} へぇ…まず祖父が駆逐したゆっくりと今いるゆっくりとは違うってことか。 あときめぇ丸さんは意外といい人だなあ。新聞の押し売りがなければ。 そう思い、次のページへと目を向ける。 {野蛮な森のゆっくり ※連載小説でないことを断っておく。 私きめぇ丸は、人里に新聞のネタを採集しに行った際に、魔法の森を通った時、森のゆっくりの虐殺による人民統制を目撃した。 以下がその写真である。 (筆者注:原典にはここに大量のゆっくりみょんを虐殺するゆっくりまりさの写真が貼ってあったのだが、全年齢向けの本であること、現在生きている上の二種類への冒とくとなることを考え白ぬきにしていることをご了承していただきたい。) 私はオフィスまで死にかけたゆっくりみょんを運び、事情を聞き出した。 彼女が言うには、 「巨大なまりさがみょんのコミュニティに襲いかかってきたれみりゃを追い払った」 「その際にリーダーが死んだのでそのまりさがリーダーになった」 「まりさは『ぜい』というものとして毎日食料を貢ぐことを全員に強制した」 「リーダーは絶対なので一生懸命働いた、貢がずに処刑されたものもいた」 みょんはここまでは普通だという。すでにおかしいと思うが。 言葉通り、さらにおかしいことが起きるのだが。 「ある月のない夜に、まりさとありすが逢引きをしていたら、次の日からリーダーまりさがありすをすべて処刑し始めた」 推測するにリーダーの息子だったのだろうが、それなら一家根絶でいいだろうに。 このみょんはその時の処刑役を任されたが、リーダーは高笑いしていたという。 「とんでもないものをリーダーにしてしまった」 「このままじゃあまりさ以外のみんなが死んじゃう」 「山には憎しみあわないゆっくりがいる」 それを知っていたみょんは夜に逃げ出し今に至っている。 (ちなみに写真のみょん種一斉処刑は逃げ出した1日後に始まった。 リーダーまりさの「1匹足りない」という言葉を盗み聞けたので間違いない) 怪奇ゴシップにも思えるかもしれないが、これは事実である。 これを読んでいる皆さんも、地上に買い出しに行った時には魔法の森には近づかないでほしい。 (原典:文文。新聞 分家 315号 (太陽暦で)1912年3月11日) 原稿と本の体裁上、上の一記事分しか載せられないが、この後に、れいむ種、ちぇん種、ゆかり種、さくや種と(難癖をつけられての)虐殺が続きこれでもともといたのはまりさ種とぱちゅりー種しかいなくなったという。 そして救出されたみょんの願いもあってきめぇ丸さんが一人でリーダーまりさを陥落させたらしい。ゆっくり史上最初の事件である。 (ただし人間からの虐殺は前に存在する。それらは地上のゆっくりが悪いので入れないことにする)} きめぇ丸さん本当にいい人。押し売りがなければ。 それと森のゆっくりと言われているやつらのあさましさがよくわかった。 祖父が殲滅したのはこいつらだろう。 ページを進めよう。 {次にあった事件は1952年の「青い石」事件である。 れいむ種の家族が人間の住み家にあがりこみ、放射性元素(ただし推測。私の学者仲間には有毒ガスというのもいる)でできた石を巣へと持ち込んだ。 ゆっくり唯一の臓器「あんこ」を放射線に侵され、居候のまりさが脱走して逃げた以外は巣で全滅し、そのまりさは「ゆっくりできない死臭」を振りまいているせいで投石による殺害が行われた。また好奇心の強いありす種が巣に入って死亡した。 その後巣は「ゆっくりできない場所」として成体まりさが封印し、近づかないようにさせたが、投石部隊と見張りは既に放射性物体になっていたので殺害され、ループが長く続いた。 森のゆっくり単体としてはこれで事件はなくなる。 ちなみにこの後1年後駆逐される。 さて次の章は水辺のゆっくり編とさせてもらおう。} なるほど。 危険物の危険の程度がわからないというのだろうか。 放射線特有の恐怖というか。 今日は眠いので続きは明日にしよう。 続く =========================================== ゆっくりの歴史を創作してもいいんじゃないかと思い。 「いじめスレ」と「愛でスレ」に同じ題材で 投稿しようとしたのが間違いだった。 もったいないので二つを混ぜて投棄場にうp。 青い石事件は「ゆっくりいじめ系149 ゆっくりと青い石_前」が元ネタです。 正直最初からまともなSSを書こうと思わんほうが良かったかも。 続き ===================================
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■ただいますっきり中 _人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_ > そんなこといわずにまりさといっしょにすっきりしようね!!<  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ : | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ__ _____ ______ : : | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (,´ ,,'-´ ̄ ̄`-ゝ、_ イ、 : : _,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ' ´ ヽ、ン、 : : _..,,-" rー''7コ-‐'"´ ; ',,'==─- -─==', i : : "-..,,_r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! イ iノuイ人 レヽ_ルヽイ i | : : ,i!イ´ ,' | /__,.!/u V u、!__ノヽレリイi (ヒ_] /-/-/ヒ_ン)u| .|、i .| : : ( `! !/レi' ==u///// == u 'iu//∪{⌒⌒`)∪//「 !ノ i | : : y' ノ ! //U// 'ー=-' //U// i,. / / /`U ̄´/ /u/L」 ノ|.| : : ノノ ( ,ハ. /u/ / / / /u/ / / ノ、u / / / / /u/ / ,イ| |イ/ : : ( ( ,.ヘ,)、 )> , 、u_____u__ , ,.イルル ` ーu- -- ─ ´ルレ レ´ : ■ぺにぺに __ _____ ______ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 ,'r´ .ゝ、イ人レ/_ルヽ、 ン、 .,'==(ヒ_] ヒ_ン ).==', i もっこりしていってね! i イ "" ,-―-、 "" .ヽイ i | レリイi {⌒⌒`) .| .|、i . || i!Y!. ` ̄´ 「 !ノ i | L.',. L」 ノ| | | ||ヽ、⊂ ,イ| ||イ| / レ ル` --─ ´ルレ レ´
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何でもありなゆっくりが登場します 「よ、おぜう様」 森の中を自由気ままに飛んでいた私は飛ぶのを止めた。 見知った顔が顔がそこにあったからだ。 「珍しいわね貴方がもう山からいなくなるなんて。もう少しあそこに留まると思っていたのだけど」 「昨日人間さんを一人行方不明にしちまったんでね。まぁ、そこまで気にしてないけど山狩りとかあるだろうから面倒ごとには巻き込まれたくないんだぜ」 視線の先にいるまりさは腕を組みながら私に答える。 「運の悪い人間もいるのね。でも、貴方がそんなことをするだなんて夢にも思わなかったわ」 「そこら辺の事情はこっちの失態だから詳しく聞かないんでほしいんだぜ」 「いいわよ。別に興味ないもの」 人間がいなくなった事に興味なんて無いし、詳しく聞いたとこで私には何の得も無い。 夜なのに山の方が明るい。それは、まりさの話した事が事実であの明かりは行方不明にされた人間を探しているのだろう。 それで終わりだ。これ以上いなくなってしまった人間に私達ゆっくりが話すことなんて何も無いのだ。 ちなみに、このまりさと私がこうやって話を珍しい事ではない。 人間には捕食種被捕食種の関係と思われている私達だが、あくまでそれは擬態した私達や好き勝手に生き返った残骸を見て人間が勝手に思っている事である。 一応人間の前では食べるふりはするけれど、こんな得体のしれないモノを食べるなんて人間くらいだろう。 もっとも、人間が私達を食べるのもあくまで饅頭や肉まんに擬態しているからではあるが…… 「で、しばらくはここに留まるの?」 「いんや、まだ修復の済んでない仲間がいるから休憩してるだけなんだぜ」 「よっぽど慌ててたのね。修復しないまま逃げてくるなんて」 「あの『虐待お兄さん』…… 消えた人間さんが無駄に破片を撒き散らしたんでね、今頃山には好き勝手に復活したあれがいる筈だぜ」 「それにも興味ないわ。あれは私達とは違うのだから」 「……おぜう様相手だと会話が続かないから困るんだぜ」 まりさは困った顔をしながら頭を掻いた。だが、本当に興味が無いのだから仕方が無い。 気遣うのは人間だけで十分だ。私は同じゆっくりといる時ぐらいは素の自分でいたいのだから。 そんな風に思っていると、少し遠くからガサガサという音が聞こえてきた。 獣だったらよいのだが、うっすらと光が見えるので人間だろう。 「む、困ったぜ……」 光を見たまりさはぽつりと呟いたが、なぜ困ったなんて言ったのか私には分からなかった。。 ただいつものように馬鹿なふりをして、どっかへ移動すればいいだけなのに。 「なにが困ったの?」 私はまりさに問うと、まりさは頬の辺りを掻きながら答えだした。 「ここまでくれば大丈夫と思ってたから、実は修復してる仲間を隠れさせてないんだぜ……」 あははと汗をかいて笑いながら、ばつが悪そうに言う。 そして、次にまりさが言うことが私には分かってしまった。 そこそこ長い付き合いなのだ、こいつとは。 「お嬢様、時間稼ぎに付き合ってほしいんだぜ」 左の腕を引きちぎり、まりさは己のコピーを作り出してどこかへ行かせる。 ある程度の距離までなら自在に動かせる便利なコピーだが、残骸と同じで早く回収しないと自我を持ち人間のイメージ通りのゆっくりになってしまうのが欠点である。 こいつを作ったということは、いつもと同じことを私にさせるのだろう。断る気は別にないから構わないが。 「ま、仕方ないわね……いつもと同じで良いのね?」 「頼んだぜ」 「任せなさい」 人間には捕食種と被捕食種と思われている私達、やるべき事は一つである。 私がまりさを襲い、まりさは人間に助けを求める。 人間という生き物は助けを求めてきたゆっくりをあまり見捨てたりすることはあまりしない。 私を追い払うだけという事が一番多いが、たまに私を問答無用で叩き潰す人間もいる。 運が悪いとどちらも潰されたり、まりさが私に食べられていく様子を楽しむ悪趣味な輩もいるのだが。 別に慣れてるから潰されたりするのは構わないのだが、やはりいつも同じことをするのは面倒だと最近私は思っていた。 「今回は追い払われるだけで済むと嬉しいのだけどね……」 「最近の人間さんは容赦ないから手っ取り早く潰されるとまりさは思うぜ」 涼しい顔でまりさは答える。見れば残った右の腕は収納されていた。準備万端という奴だ。 「まったく、犬や猫のように私たちも小動物の類なら無闇に殺されたりしないのでしょうね」 「その通りだぜ。でも、おぜう様もまりさもこんな出鱈目な命で生まれて来たことは変えられないんだぜ」 「どうせ死んでもすぐ元通りだしね」 そろそろ声を抑えねば人間に聞かれるだろう。でも、最後に私は愚痴を零す。 「本当、ゆっくりが名前の通りゆっくりできる日は来るのかしら」 「ここじゃ無理だとまりさは思うぜ」 まりさは人間の方へ跳ねながら、私の愚痴に返事をした。 こんな駄文を最後までお読みいただき本当にありがとうございます!! wikiのTOPのれみりゃのAAを見て思わず書いてしまいましたが、あの女王という風格を出すのは難しいです。むしろ出せてません…… あとゆっくりはこれくらい不思議で何でもありな方が自分はもっと好きになれる気がしました。皆さんはどうでしょう? 不思議で何でもありな方が可愛いですしね。 最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。お目汚し失礼!! by大貫さん
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「今回の文々。新聞は面白いな」 「ああ。椛さんのあんな写真が掲載されるとは」 「購読料を払うだけのことはあったな」 ……ガサ 「ゆ? こーどくりょー?」 ~~~~~~~ 「おじさん!!! おじさん!!!」 既に仕事をリタイアし、気ままに毎日を過ごす男の家。 文字通りゆっくりと過ごしているこの男の家には、よくゆっくりが集まってくる。 「おお。れぇーむじゃないか!! どうしたんだい?」 この霊夢は好奇心旺盛な事も相まって、よく男の家に来ては色々と疑問に思ったことを聞いてくる。 おそらく今回もその件だろう、と男は解釈しゆっくりと視線を合わせるためにしゃがみこんだ。 「あのね!! あのね!! こーどくりょーーってなぁに?」 予想通り、今回も質問だった。 男は、孫に聞かせるように優しく微笑みながら説明する。 「それはね、新聞を取っている家が、纏めてお金を払って新聞を買うことだよ」 「ゆ~~? しんぶん? しんぶんってなに?」 「あはは。そうだね~~……」 困った。と言う顔をしながら、ゆっくりにも分かるように言葉を選んでいく。 「世なのかで起こったこと、君達にしてみれば、ここできれいなお花が咲いたとか、あっちでれみりゃが出たとか、だれそれの家で赤ちゃんが生まれたとか、そういう事を紙に書いたモノかな」 ほら。と男が霊夢に今日の朝刊を差し出す。 そこには、椛がこっそりと焼き芋を買う写真と記事が書かれていた。 「ゆゆ!! すごいね!! きれーなえだね!! たくさんもじもかいてあるね!!」 初めて見る新聞に興味津々の霊夢は、日が暮れるまでゆっくりと眺めて、男の家を後にした。 「ゆっゆ♪ ゆっくりしていってねぇ~~♪」 自分達の家に帰る間、ずっとご機嫌に歌を歌っていた霊夢。 霊夢はあの男が好きだった。 ゆっくりしていて、色々な話を聞かせてくれるあの男が心底好きだった。 そして、その男から聞かされた事を家族や、群れの皆に伝える事も好きだった。 自分だけが知っている知識を、知らない者に知らせることが好きだったのだ。 「ただいま!! きょうもゆっくりしてきたよ!!」 「ゆっくりおかえりなさい!!」 家族の中でもやんちゃ盛りのこの霊夢は、帰宅時間も一番遅い。 すでに他の家族は集まっており、全員がこの霊夢を迎えてくれた。 「みんなきいてね!! きょうね…………」 早速、今日仕入れた知識を一家に紹介する。 この一家は話が大好きなので、明日には群れ中のゆっくりに知れ渡っているだろう。 そして、あの霊夢は頭がいいね!! 群れ中霊夢が話した話題でいっぱいだよ!! と、夕飯のときに母親が褒めてくれる。 「ゆっゆ♪」 その情景を想像し、その日の霊夢は何時もより多く口から零しながら食事を終えた。 ~~~~~~~ 翌日は、霊夢の思っていた通り、新聞の話題で持ちきりだった。 「しんぶんっていうのは……」 「あのれいむが…………」 「むきゅ!! よのなかのじょーせーを……」 「とかいはのありすは、すぽーつししかよまないわ!!」 群れのどこに行っても新聞。新聞。 時々聞こえてくるのは霊夢。霊夢。 「ゆ~~~♪」 その霊夢とは自分のことである。 今日は群れの外へは出かけず、辺りをグルグル回っている霊夢の顔は一日中緩みっぱなしだ。 「そうだ!! まりさたちもしんぶんをかいて、こーどくりょーをとればいいんだぜ!!!」 「ゆゆ♪ れいむたちおかねもちになるね!!」 「むきゅ!! そうすれば、ふゆのしょくりょーもたくさんあつまるわ!!」 「しゅっぱんぎょーなんて、とかいてきなしごとね!!」 リーダー格の発言を聞き、あちらこちらで賛同の声が上がる。 「ゆ!! ゆゆゆ♪」 霊夢は正直驚いた。 特に発言力もない、普通の一家である自分が、群れにこれだけの影響を与えられたことを。 そして、自分のおかげで、村の暮らしがよくなりそうな事を。 「そうときまれば、さっそくさくせんかいぎだよ!!」 「ゆっくりおやたちをあつめてね!!」 今までで一番早い速度で、霊夢は自分の親を呼びに行った。 それからはとんとん拍子に事が進んでいった。 紙を集めるもの。 書くものを集めるもの。 どうやって人間に集めるかを考えるもの。 その、考えるものの中に、あの霊夢の姿もあった。 「れいむは。そのおじさんからしんぶんのことをいろいろきいてきてね!!」 リーダー魔理沙から直々に言いつけられたこの命令に、霊夢の心は躍った。 すぐさま男の下へ向かい、来る日も来る日も新聞のことを聞いていった。 そして、ある日。 「ゆ!! おじさん、きょうもきたよ!!」 「おお。いらっしゃい」 「あやや? ゆっくりですか?」 今まで霊夢が見た事が無かった女性がそこに居た。 「ゆゆ? おねーさんだれ?」 「あやや。これは失礼。私は射命丸文です」 「しゃめーまる、あや?」 「この新聞を書いてる人だよ」 男が付け加える、それで霊夢もなんとなく理解したようだ。 「ゆ!! しんぶんをつくってるおねーさんなの!!?」 「そうですよ。本当は購読料集めは椛に任せているのですが、この前から引きこもってしまって……」 苦笑いする二人を尻目に、霊夢はここぞとばかりに言葉を続ける。 「おねーさん!! おねーーさん!! しんぶんってどうすればおかねたくさんあつまるの!!?」 「え? あやや、そうですね~~……」 うんうんと、無い首を必死に振りながら、文の言葉を聞こうとする霊夢。 「やっぱり、きちんと書くことですよ。手を抜かずにきちんと書いて、人様が読めるものに仕上がれば、それで大丈夫ですよ。でも、きちんと書かないといけませんね、それがジャーナリストとしての責任ですから」 にゃはは。 と笑ってはいるが、その声はどこか凛として、妙に説得力のあるものであった。 「それじゃあ私はこれで」 これからも文々。新聞をよろしくお願いします。との言葉を残して去っていった文に続き、霊夢も今日は男の家をあとにした。 「わかったよれいむ!! まりさたちはさいこうのしんぶんをつくるよ!!!」 「ゆっくり」 今日の事を報告した後、霊夢はリーダーの家をあとにした。 元気が無いというわけではないが、何か突っかかることが霊夢の中で生まれていた。 それは、喉の風邪をひくときの、ほんのちょっとした違和感のようなものであった。 「ゆゆゆ!! かんがえてもわからないよ!! きょうはゆっくりしようね!!」 ここ毎日男のところに通い詰めだったこともあり、ゆっくり出来なかった霊夢はそれだけ呟き、友達と一緒に森の中に消えていった。 「ゆっゆ!! できたよ!!」 それからさらに数日後、リーダー魔理沙が全員を集めて、新聞の完成発表会を行った。 「むきゅ!! こんしんのできよ!! みてちょうだい!!」 目の前に置かれた紙に目をやる。 この紙は先日、人里から盗んできたもの。 その紙に書かれた幾何学模様のような線。 この線を描くのにつかられたクレヨンも、同じく人里から盗んできたものである。 「いまからせつめいするよ!!」 騒然とした群れを静まらせ、一匹のちぇんが新聞を咥え、リーダー魔理沙が自信たっぷりに説明する。 「これはまりさのおしらせだよ!! このあたりはれみりゃがいるから、ちかづかないでねってかいてあるんだよ!!」 「むきゅ!! これはぱちゅりーがかいたちえぶくろよ!! おやさいやくだものが、どうなったらたべられるのか、かいてあるのよ!!」 「ゆゆ! これはありすがかいた、とかいはさいせんたんふぁっしょんよ!! にんげんでもつうようするてくにっくよ!!」 「これはれいむがかいた、こそだてのほうほうだよ!! これをよめばゆっくりしたあかちゃんがつくれるよ!!!」 発表が終わると、今度は配る方法をリーダーが説明していった。 内容はこうだ。 一家の人数に応じて新聞を渡す。 人間のお家一軒に対して新聞は一冊。 配った家が分かるように、川で取れるこの平たい石を家の前に置いておく。 全部配られたら、もらえたお金の半分を渡す。 その後は、残った数に応じて分け前が減る。 その半分のお金は、群れの食料庫に入れる食べ物を買うお金にする。 ゆっくり達にも分かりやすい、シンプルなノルマ制である。 「それじゃあ!! きょうは、はやくねてあしたにそなえてね!!」 「ゆっくりしていってね!!!」 並々ならぬやる気を出しているゆっくり達が、ナチスもびっくりの掛け声を上げる。 その熱気は、ゆっくりが家に帰るまで続いた。 「む~にぁむにぁ♪ し☆あ☆わ☆せ☆~♪ むにゃ……」 「ゆぅ~~~♪ ゆぅ~~~~♪ ゆゆぅ♪ みょうたべりぇにゃい~~♪」 霊夢一家全員が寝静まった後でも、あの霊夢だけは起きていた。 「ゆ?……ゆ~~?」 頭の中では以前、文から聞いた言葉が反芻し。 「ゆ……」 あの一枚ごとに書かれている模様が違う新聞の映像が脳裏に焼きついていた。 翌日早朝。 何時もならまだ寝ている時間に、広場に集まったゆっくり達。 「それじゃあ!! いまからしんぶんといしをくばるね!!」 「よばれたかぞくはまえにきてね!!!」 「さ~~~くやいっか~~~~!!!」 「はいですわ!!」 リーダー魔理沙から、新聞をもらい次々にこの場から消えていく家族。 のんびりしている霊夢一家は列の後ろになってしまったため、じゅんばんが回ってくるまで時間が掛かってしまった。 「れいむいっか!!」 「ゆっくり~~♪」 漸く順番が回ってきた霊夢たちが、リーダー魔理沙のもとへ駆け寄る。 「はい!! これがれいむたちのぶんだよ!! ゆっくりくばってね!!」 「ゆ? いちまいだけ?」 「れいむがしんぶんをおしえてくれたから、こうやってらくにたべものをとるほうほうがかんがえられたんだぜ!! だから、れいむたちはそれだけでいいぜ!!」 「もちろん、おかねはあとで、じゅうぶんなだけわたすぜ」 ぱちっとウインクをしたリーダー魔理沙にお礼を言い、一路人里を目指す霊夢一家。 「さて、あまったしんぶんは、よにんでくばりにいくぜ!!」 ~~~~~~~ 「おかーーさん!! れいむしんぶんをとどけたいおうちがあるよ!!」 「ゆゆ!! あのおじさんのおうちだね!! わかってるよ!!」 既に母親の進行方向はあの家だったようで、ここからはあの霊夢を先頭にして進んでいく。 森を抜け、道が見えてきたときに、不意に他の一家が話しかけてきた。 「ゆゆ!! あのおじさんはかんたんにおかねをはらってくれたぜ!!」 それは、あのゆっくり咲夜一家だった。 しかし咲夜一家とは名ばかりで、実際は霊夢と魔理沙一家の召使いである。 どこの群れにも居る、ならず者のゆっくり一家である。 「ゆゆゆ!! あそこはれいむたちがもっていこうとおもったのにぃ!!!」 「かんけいないぜ!! まだたくさんあるから、これでしつれいするぜ!!」 泣き喚く霊夢にそれだけ言って、大量の石を頬張っている咲夜に新聞を持たせ過ぎ去っていく。 あとには、大好きなおじさんに新聞を渡せなくなった霊夢の泣き声だけが響いていた。 「ゆ~~。どうする?」 お母さん霊夢が優しく声をかける。 いまだ泣きじゃくる霊夢の周りに、姉妹達も心配そうに集まってくる。 「ゆ、やくそくだから、ほかのおうちに、……とどけようね……」 嗚咽交じりで、何とかそれだけを口にする。 お母さん霊夢は、ゆっくり俯くと霊夢の変わりに新聞を持って、再び先頭で歩き出した。 しばらく歩き、漸く他のゆっくりが来ていない建物を見つけ、腰を落ち着ける一家。 「ゆ~~♪ よかったね♪ はやくしんぶんをわたそうね!!」 「れいむはここでまっててね!! おかーさんたちでいってくるよ!!」 未だないている霊夢には可哀想だろうと一匹だけを残し家の中に入っていく一家。 既に購入してもらえる気で居るのか、入り口に石を置くことを忘れていない。 軒先では、鶏が鳴き始めた。 そろそろ人間達も活動を始めるころ。 新聞を配るにはちょうど良い時間だ。 「こんにちは!! こんにちはゆっくりしていってね!!」 「ゆっくりしていってね!!!」 玄関前で大声を出す。 小さい子供達はぴょんぴょんと玄関に体当たりをして住人をせかす。 「はいはい。オハロックどちらさん?」 おそらくい今まで寝ていたのだろう、酷く機嫌が悪そうな人間が玄関から顔を出してきた。 しかし、低血圧とは無縁のゆっくり達は朝からハイテンションである。 「ゆっくりしんぶんをもってきたよ!! おかねをちょーだいね!!!」 「おかねちょーだいね!!」 頭の中にあるのは沢山のご馳走を食べている自分達の姿。 しかも想像上の季節は冬。 夢にまで見たゴージャスな越冬生活に、自然と一家のボルテージは上がっていく。 「はぁ、新聞? それが? しかもおかね?」 寝起きに予想外のことを聞かされた人間は、矢継ぎ早に質問を浴びせてくる。 「ゆ!! こーどくりょーだよおにーさん!!」 「ちっかりはりゃってにぇ!!」 意に返さず、新聞を咥え男の胸元まで跳ね上がるお母さん霊夢。 それから新聞を受け取った人間は、文句を言いつつ暫くの間それを見ていたが、何かを思い出したように黙り込んだ。 「これって? まさか……」 「おじさん!! おかねがまだだよ!! ひゃくごじゅーえんね!!」 「ゆっくりはやきゅはらっちぇね!!」 しかし、既に人間の興味は新聞から別なものに移っている。 「お前ら、この紙どうしたんだ?」 震える声で聞いてくる人間、それに笑みで答えるゆっくり一家。 「にんげんのおうちから、もってきたっていってたよ!!」 詳しいことは、この一家は知らされていない。 さらに、この紙がこの辺り一帯の大収穫際のお祭りを知らせるチラシに使われる予定だったことは、ゆっくり達は誰も知らない。 そして、この人間がその祭りの役員だったこともゆっくり達は誰も知らないだろう。 「お前らのせいで祭りはぶち壊しだ!!」 「~~♪ ? ぷじゃら!!」 趣味の虐待とは違う。 怒りによる暴力がそこにはあった。 「ゆっきゅりやめちぇね!! あががっが!!」 「いもうとになにするのーー!!」 「だまれこの畜生が!!」 「!! ゆ!! れいぶのおめめどご? おがーーさん!! れいぶのおめめをみつけてね」 「やめでーーーーーーー!!!!!!」 「と゛う゛し゛て゛ーーー!!!」 地面にたたきつけられ、致死量の餡子を漏らしたお母さん霊夢は、片目だけになったその目でわが子が殺される光景を最後まで見続けた。 「ゆっ!! ゆゆゆ……」 それは外に居たあの霊夢も同じだった。 声までは聞こえなかったが、いきなり母親が蹴られた事ははっきりと確認できた。 その後、姉妹がどんどん死んでいくところも。 「!!」 身の危険を感じ、その場から逃げ出してしまった霊夢。 それを責める家族は誰一人居ないだろう。 事実、既に居ないのだから。 他の一家も同じような状態だった。 「うるせぇな!! こんな朝っぱらから金集りにきやがって!!」 怒り狂う人間を目の前にしているのは、あの咲夜一家だった。 しかし、一家に恐怖の色は感じられない。 「ゆ!! さくや!! まりさたちをまもるんだぜ!!」 それは、今まで全ての雑務を咲夜に任せていた事、そして咲夜が強かったことに対する過信であった。 「かしこまりました!! おぜうさまにてだしはさせません!!」 「まよ!! ちゅっちゅ!!」 「んべ!!」 強いと言っても饅頭相手の話である。 あっという間にたたき付けられ、持ち上げられ、足に穴をあけられる。 「いたいですわ!! いたいですわ!!」 そして、体を絞り上げ餡子を出し尽くそうとする。 「やめてください!! ほんものです!! ほんものです!! ゆぐぐぐぐ……!!!」 「さくや……なんで? どうして……?」 目の前で強い咲夜がやられているのを見せ付けられ、既にこの一家に抵抗する力は残されていなかった。 「ま、まりさははなしてね……こ、このおかねあげるから……」 「れ、れいむからもおねがいするね……はなしてね」 今まで集めたお金を男のもとに投げ、必死に許しを請う一家。 しかし、はした金で何とかなるほど、寝起きの良い人間ではなかった。 「……だまれ。お前達はここで死ぬ」 「もっど、もっどゆっぐりじだがっだのにーーー!!!!!! と゛う゛し゛て゛ーーー!!!」 結局、一家の願いが聞き届けられる事はなかった。 次に、玄関の鍵が閉められていることに気が付き、子供達が向かっていったことに気が付き、子供達が死んでいったことに気が付いた。 最後には、自分達の中が餡子であったことに気が付き、永遠の眠りに付いた。 そして、企画したあの四匹にも運命の時はやってきた。 「ゆ!! おにーさんここからだしてほしーんだぜ!!」 「むきゅ!! だしてね!! はやくだしてね!!」 四匹が入れられたのは大きな大きな樽だった。 並の大きさしかない四匹には昇れそうにもないくらいの大きな樽。 入れられた四匹は、わけが分からず大きな声で、樽の上に居るであろう人間に話しかける。 「お前らに聞くが、これは何だ?」 ひょっこりと、顔をのぞかせた男に安堵したのか、顔に安堵の色を浮かべ、会話を再開する。 「ゆっゆ♪ しんぶんだよ!!」 「とかいてきでしょ!!」 「この紙切れがか?」 ヒラヒラと、これ見よがしにはためかせながら話す人間に、四匹は苛立ちを覚える。 自分達の中では、一生懸命に書いた最高の新聞を馬鹿にされたのだ、ゆっくりが起こらない筈がない。 「ゆ!! それはよにんでいっしょうけんめいにかいた……」 「こんな落書きのどこが一生懸命に書いた、だ。しかも書いてあるのはしょうもないことばかり」 「むっきゅーーー」 「こんなので金を取ろうと思ったのか?」 「ゆ……」 「しかも人間のものを盗んで?」 どんな返答をしても、人間のほうが一枚上手である。 「ゆ~~~~!! まりさたちはふゆのあいだのしょくりょーを!!」 痺れを切らした魔理沙が、本来の目的である、食料の確保を口にするが、男は眉一つ動かさずに次の言葉を口にする。 「ああ。わかったよ。食料ね。それじゃあ、それは今から君達が稼いでね!!」 「? どういうこと」 新聞と言う方法でお金を得ようと考えていたゆっくり達は、突然稼ぐと言われても意味が分からなかった。 お互い、顔を合わせても結局分からず、已む無く人間に尋ねる事にする。 「この大きな桶の中に、今から沢山のゆっくりの赤ちゃんを入れるから、髪飾りと髪の毛をとって四箇所においてある穴に入れてね!!」 説明は単純明快。 人間にとっては簡単な作業である。 しかし、同じゆっくりの、しかも赤ちゃんを痛めつけると言うのは、ゆっくりにとってはまさしく地獄の作業である。 「むきゅ!! そんなことできないわ!!」 「そうだよ!! どうぞくごろしはおおきなつみだよ!!」 「やれなかったらいいぞ!! お前らの群れの位置は分かってるんだ!! 死ぬまで仲間の餡子食わせてやるからな!!!!」 この一言が決めてとなり、四匹はしぶしぶ了承した。 直後に放り込まれる大量の赤ちゃんゆっくり。 「いじゃいーーー!!!」 「まぁまぁどごーーー!!!」 「ゆっぐりしていってね!!」 「おながじゅいだーーー!!!」 生まれたばかりの赤ちゃん達は、突然の環境変化に戸惑い泣き叫ぶ。 「ゆゆ!! おねーーさんたちはゆっきゅりできりゅひと?」 「ゆっきゅりさせちぇね!!」 四匹を認めた赤ちゃん達が寄ってくる、が既に四匹は人間と約束してしまったのだ。 「ゆっくりごめんね!!」 「ゆぅ? ゆぐぐやめじぇーーーー!!!」 思ったよりも簡単だった。 力も、運動能力もはるかに劣る赤ちゃん相手に、成体ゆっくりの力は圧倒的だった。 「ゆびび!! れーーみゅのきれいなおかみぎゃーー!!」 「おかーーしゃんがきれいきれいしてくれちゃにょにーー!!」 髪の毛を剥ぐのも同様。 たった一度剥いだだけで、全ての髪の毛を取り除くことができた。 「ゆーー!! ごめんねーー!! ごめんねーーー!!」 一日に四回、食事が与えられる。 労いなのか別の意味があるのか、出される食事はどれも人間でさえ唸るようなものばかりであった。 途中で死んだゆっくりはおやつとして食べさせられた。 時々、蔓を生やした親から直接落とされることもあった。 そして、四匹は死ぬまでこの作業を行い続けた。 既に必要のなくなったお金のためと、既に居なくなった仲間のために。 死ぬまで、ごめんなさいと呟きながら作業を続けた。 ~~~~~~~~~~~~ 舞台は森の中に戻る。 生き延びたあの霊夢が、息も絶え絶えに広場に戻ってきた。 「ゆうゆう…………。ゆゆゆ?」 先ほどまで、あんなに賑わっていた広場には、誰も居ない。 太陽が昇り始め辺りを照らすが誰の姿も確認できない。 ポツンと、広い広場で一つの丸い影があるだけだ。 その言い知れぬ恐怖感に、霊夢は手当たり次第に他のゆっくりの家々を尋ねる。 しかし、返事はおろか姿すらない。 「ゆっくりしていってね!!! ゆっくりしていってね!!」 初めは元気よく叫んでいたその言葉も、家々を訪ねるごとに静かになっていく。 「…………」 最後には無言のまま、尋ね出て行く。 「きっとみんなしんぶんをとどけにいってるんだね!! れいむはゆっくりまつよ!!」 そう意気込み、広い広場で待ってみるが、誰も帰ってこない。 「おかーーさん!! おいしーごはんたべちゃうよ!!」 「ゆゆ!! さくやがあつめためずらしいごはんたべちゃうよ!!」 「りーだーがもってる、びすけっとたべちゃうよ!!」 「ゆ~~♪ む~~にゃむ~~にゃ♪ し☆あ☆わ☆せ☆~♪」 食べきれないほどのご馳走を食べ、ぐっすり眠って次の日が来ても、やはり誰も居なかった。 「ゆぐぐ!! と゛う゛し゛て゛ーーー!!!」 食料を投げ飛ばし、家をめちゃくちゃにし、それでも収まらずに森を駆け回る。 大きな木の根に躓き、仰向けに倒れたとき、霊夢は思い出した様に呟いた。 「ゆ……しんぶん。めちゃくちゃにつくったからだね……」 以前、文が言っていたこと、それを破ったからこんなことになったのだ。 男のもとで色々なことを知った霊夢は、そのことをなんとなく理解できた。 他の皆も自分の家族と同じように死んだと言うこと。 それもこれも新聞のせい。 つまり、自分がこんな考えを話したからだ。 「でいぶがーーー!! でいぶがいっだがらごんなごどにーー!!!」 事実は違っているが、そう感じた霊夢は自分だけが生きていることがいけない事だと感じた。 自分が一番新聞を馬鹿にしていると感じたからだ。 そして、霊夢は男のもとへと向かった。 ~~~~~~~~~~~ 「あやや? この子ですか?」 「ええ。それでは。自分はこれで」 男に呼び出してもらったのは、文だった。 「それで? 何か御用ですか?」 霊夢は、大好きだった男が完全に見えなくなってから、今までのことを話出した。 新聞のことを話したこと。 群れの食糧確保のために新聞を作る事になったこと。 リーダーに褒められたこと。 でも、それがいけないことだったこと。 「ふむふむ」 文は、時折相槌を打ち、静かに霊夢の独白を最後まで聞いた。 「おねえさん。れいむもころして」 全て話し終えると、霊夢は自らの命を絶ってもらうように、文にお願いした。 何時もの、押しつけがましいお願いではなく、心のそこから込みあがってくるようなお願い。 「あやや。う~~ん……これはなんとも複雑な。……それじゃあ、一度私の家に連れて行きますか」 霊夢を抱え込み、一枚の羽だけを残して飛び去った天狗。 空中から見る民家は、あちらこちらに餡子がつぶれた後が見受けられ、その日どれほどのゆっくりが処分されたのか、容易に想像できた。 しかし、余りの速度に霊夢は気を失ってしまう。 …… そして、その日の出来事は、村はずれに住む男は知らなかった。 ~~~~~~~~~~ その日を境に、文々。新聞には、一匹のゆっくり霊夢の写真が貼られるようになった。 それは、新たなスポンサーとなったゆっくり加工場のものであった。 綺麗な目をした純粋そうなゆっくり霊夢。 加工場の養殖モノの霊夢。 文が持ち帰った野生育ちの小汚い霊夢とは、まったく違う気品が漂う霊夢。 大事に育ってられ、文が持ち込んだ霊夢の容姿を散々罵倒し、初めて外に出され、メイクをされて写真に取られる。 後は順番待ちのれみりゃの餌となる。 それだけの為に生み出された霊夢。 この笑顔を取るために、わざわざ小汚い霊夢を連れて行った事を、文は心底上手い育成ができたと考えていた。 このSSに感想を付ける